内容説明
パラノーマル・ロマンス“超能力者=動物に変身する種族”シリーズ第8弾!ヒューマンの刑事マックスは、司法サイのソフィアとともに、サイ評議員ニキータの周辺で起きた連続変死事件を調査することに。ふたりは急速に惹かれあってゆくが、ソフィアは大きな問題を抱えていた。長く犯罪者の記憶をスキャンしてきた彼女の精神はもはやぼろぼろで、他人にじかに肌に触れられただけでも壊れてしまいかねない状態だったのだ。困難な状況下で育まれる愛のゆくえとは?巻末には特別短編を収録!
著者等紹介
シン,ナリーニ[シン,ナリーニ] [Singh,Nalini]
フィジー生まれ。ニュージーランドで育ち、日本で3年間すごす。2003年にデビュー。パラノーマル・ロマンス“サイ=チェンジリング”シリーズでベストセラー作家となり、数々の賞に輝く
河井直子[カワイナオコ]
関西学院大学卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
54
パラノーマルロマンス〈サイ=チェンジリング〉シリーズ第8弾。このシリーズは、1巻ごとに主人公が変わるのが特徴。他の物語でキラリと光っていた脇役が、別の巻では主役を張っていたりするので、つい読み返したくなる中毒性の高いシリーズ。今回は、正義感の強い〈ヒューマン〉マックスと、〈サイ〉ソフィアが連続変死事件の調査をきっかけに惹かれ合っていきます。他人に触れられると心が壊れてしまうソフィアを気遣いながらも、手を伸ばすのを止められないマックス。二人の愛の行方は、これまでのシリーズにはない着地点を見出します。2014/09/18
そばかす♪
18
タイトルを入力したら自動変換で「兵庫区の乙女」って出ちゃって笑った!ここに来てニキータ人格設定変わって来た?ケイレブもなんだか心中に忘れられないものを持っていて、本当ならそれだけで更生処置なんじゃ…? それにしても、私はチェンジリングの名前と伴侶の組み合わせが覚えられない(涙) 色々と飽きさせない工夫は感じられるんだけど、毎度同じような話の流れで、そろそろ終わりにしても良い感じ。2015/02/20
すけきよ
15
ターニングポイントになる作品で、第一作を彷彿とさせる。つまり、感情がなく、触れられるだけで壊れてしまうような神話的処女性を保ったクールビューティーとワイルドなヒーローというベタベタなロマンスを、かなりしっかりとした異世界設定で支えるということを。今回のヒロインは、凶悪犯の精神を読みすぎて、素肌で人に触れることができない司法サイのソフィア。手袋外せないっていうのがエロいよねw また、最近ではすっかりご意見番のような扱いだったサッシャが、その能力の真の可能性を見せるのも、シリーズの主人公を再確認させてくれる。2014/03/14
まみ子
9
8作目。ヒューマンで刑事のマックスとJサイのソフィア。ロマンス的には二番煎じな感じが否めませんが、ストーリーは評議会のニキータとケイレヴに大きな動きが見えてきました。このシリーズは、これまでのヒロイン・ヒーローが頻繁に登場してくれるのも嬉しいですね。2017/12/24
うにすけ
8
通勤中に読んでいたので時間がかかってしまった。キャラの名前がこんがらがってきてるので、読み直したほうがよいかも。特にサイ側が覚えられない…。モフモフが絡まないと覚えられないようです、笑。巻末SSは楽しかった☆2014/04/02