目次
第1章 神社やお祭りに関する歴史が知りたい!(縄文時代、弥生時代、古墳時代のころについて教えてください;律令国家の形成期と奈良時代のころについて教えてください;平安時代中ごろまでのことを教えてください;中世のころについて教えてください(鎌倉時代~室町時代)
近世のころについて教えてください(江戸時代) ほか)
第2章 神社についてもっと知りたい(大神神社について教えてください;石上神宮について教えてください;廣瀬神社、龍田大社について教えてください;丹生川上神社について教えてください;香椎宮について教えてください ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
烟々羅
23
神道思想史が七割、シリーズの1で書きそびれた個々の神社の縁起が三割。 思想史は、神社の勢力抗争の側面が強く、勝者と敗者がいるところが文学や哲学の思想史と違う。「この本は現在の勝者である(伊勢)神宮の派閥によって書かれていますが、ほかの派閥のことも忘れちゃいけません」読むのは面倒くさいが、敗者が抹殺されずに公式テキストに採り上げられるのは素晴らしい。伝奇小説書きはここまでふまえないと間違いよばわりされるのかとうんざりしそう。 神社紹介、前年のテキスト1にないことをいぶかしむ問い合わせのあった順の紹介だろう2013/05/26
rosetta
13
宗教なんてフィクションでしかない。特に日本の神道では八百万の神がそれぞれ別名を持っていたりして、そこに死んだ人間まで祀られてくるのだから混沌の極みだ。誰かが系統建てて拵えたものではないから後付けの理屈で無理やり弥縫する。神社が神宮寺を寺が鎮守社を持ち仏教との関係もなんでもあり。要するにやっていることはポケモンと一緒。神が和魂や荒御魂になるのはポケモンが成長したりするようなもん。別々の神社で同じ神を祀るとか分祀するとか、まさにポケモン集め。でもこのいい加減さが健全な信仰だと思う。「聖お兄さん」が許される国2019/02/17
コサトン@自反尽己
6
神社検定弐級用のテキスト。受検するために購入したが、ちょっと日数がかかってしまった。内容は、神社や神道の角度から捉えた、古代から近現代までの日本史の本、といったところか。日本史に興味がある方や専攻した方、よく神社参拝されている方などには、それなりに満足いくものではないかと思う。それにしても、弐級は出題範囲が広い。このテキスト以外にも対象のものが数冊ある。残り3週間で、なんとか復習して結果に繋げたいものである。その反面、検定が全てではなく、日本人の知識として知っておきたいことだなとも思っている。2016/06/02
りー
6
歴史の教科書じゃんコレー!歴史が苦手すぎて頭に入ってこない。2013/05/22
まっさん
3
歴史と宗教は切り離せないのは世界共通、信ずる神以外は排斥されるが、日本の独自性は、神世に仏教も取り込まれ共生していることに尽きる。しかも学問として確立している。個人的に神道は宗教というより、日本人の生活習慣、民族性の根源だと思う。2013/05/29