• ポイントキャンペーン

PHP文庫
神谷美恵子の生きがいの育て方

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 260p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569666693
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0110

出版社内容情報

紀子様が共感する神谷美恵子の生きがい論。

生きがいを失くしたら、人はどう生きるか? ハンセン病患者に寄り添って、苦労をともにした精神科医の魂の言葉から生き方の真髄を学ぶ。

ハンセン病患者の心の闇に灯を灯した精神科医、神谷美恵子。彼女は、絶望的な状況にある患者たちの精神的孤独、悲惨さに注目した。精神科医を志したのは、彼らに「生きがい」を与えることを自分の使命と考えたからだ。

▼神谷美恵子東京研究会は、昭和の時代を凛として生きたそんな美恵子の素晴らしい生き方を、「今、生きがいを見失って彷徨している現代人に伝えたい」という思いで本書を執筆。

▼では、美恵子の言う生きがいとはどのようなものか? それは、「どんな仕事をしているとか、どんな地位にある」といった通俗的なものではなく、「どんな立場にあっても、それぞれの人が心の中に創造し得るもの」であり、「与えられた役割をコツコツと果たしていく過程で手にすることができる」ものだと。

▼ほかにも、美智子皇后との心の交流秘話、紀子さまが美恵子の著書を愛読する理由などを紹介しつつ、「生きがいとは何か」を語る珠玉の人生論。

●第一章 神谷美恵子は「自分の夢をどう実現」したか 
●第二章 神谷美恵子は「生きがい」をどう考えたか 
●第三章 神谷美恵子とは「どんな女性」だったか 
●第四章 神谷美恵子には「どんな困難」があったか 
●第五章 神谷美恵子に「現代人は何を学ぶ」べきか 

内容説明

ハンセン病患者の心の闇に灯をともした精神科医、神谷美恵子。医師として多くの患者に慕われ、母として、体が丈夫でなかった二人の子どもを立派に育て上げ、妻として、学者である夫をサポートした。晩年は、自らも病いと闘いながら、研究者としても多くの輝かしい業績を残した。美智子皇后との心の交流秘話、紀子さまがその著作を愛読する理由などを紹介しつつ、生きがいとは何かを考える。

目次

第1章 神谷美恵子は「自分の夢をどう実現」したか(神谷美恵子は少女時代にどんな「夢」を描いていたか;幼い頃から生や死について考えた ほか)
第2章 神谷美恵子は「生きがい」をどう考えたか(「社会に報いる」が神谷美恵子の生きる原点だった;長島愛生園で「生きがいとは何か」を教えられた ほか)
第3章 神谷美恵子とは「どんな女性」だったか(頭がよく何事にも一生懸命な人だった;「国家の美恵子さん」と嘱望された能力と人望 ほか)
第4章 神谷美恵子には「どんな困難」があったか(死と直面し乗り越えた若き日の苦難;結核も癌も克服した美恵子の生命力 ほか)
第5章 神谷美恵子に「現代人は何を学ぶ」べきか(欲望に上手くブレーキをかけよう;嫌なことは嫌なこととして直視する ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うりぼう

77
ブック・オフで購入。非常にうまくまとめてあるが、やっぱ本人が書いたものとは全然違う。はるか昔に「心の旅」を読み、医師と思っていたが、その多才さに驚愕。ナイチンゲールのように愛生園で尽くし、マザー・テレザのようにハンセン病患者に接し、キュリー夫人のごとく研究と良妻賢母を両立し、白州次郎のように日米の架け橋となり、その語学力は、なだいなだ氏を驚嘆させる。真摯に生きる姿に神の啓示があり、全ての人に分け隔てのない愛を与え、困難が大きいほど生きがいも高いと感じ、安心してすがりつける夫がいることの幸せ。2010/07/03

くらぴい

0
「生きがいについて」の著作がある神谷美恵子さんのエピソードが満載。若い頃、純朴な美恵子さんに影響され自分も頑張ろうと思いました。

なりなり

0
⚫︎著者の神谷美恵子氏は、音楽、医学、聖書、文学に精通しており、また分け隔てなく人を愛するお人柄が本から伝わる。 ♦︎この本は、神谷美恵子氏の生涯にわたる生き方を「研究会」がまとめたものだ。 ♦︎著者の結婚にまつわる考え方にも、誠実さが現れている。読むたびに新たな発見があるだろう。結婚は「安心と困難と意欲」という。2018/03/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/611626
  • ご注意事項