オウム事件17年目の告白

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  • サイズ B6判/ページ数 325p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784594067496
  • NDC分類 169.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

教団武装化、サリン製造、事件前夜、麻原逮捕、さらには教祖奪還テロ未遂事件まで。 元オウムスポークスマンがその口を開いた。

【目次】

・逃亡犯に下されたテロ指令
・「ああ言えば上祐」としての過激な広報活動
・皇居周辺もターゲットとなった炭疽菌噴霧
・高弟たちにあてがわれた麻原の娘たち
・覚醒剤による資金集めの実態
・ロシア製ヘリによるサリン噴霧計画
・誇大妄想に取りつかれた麻原の暴走
・脱盲信を妨害する麻原からの獄中メッセージ  etc.


この書籍の著者印税は全額オウム事件被害者への賠償に充てさせていただきます。

内容説明

特別指名手配犯全員逮捕。地下鉄サリン事件発生から17年、麻原の側近が語れなかった真実を初めて綴った。「オウム事件」を取材してきたジャーナリストで参議院議員の有田芳生が徹底検証。

目次

地下鉄サリン事件直後
オウム入信と麻原への帰依
オウム犯罪の原点―暴走の始まり
教団武装化―大量破壊兵器の製造実験
麻原の高弟たちと教団内の男女関係
サリン事件前夜―狂気の教団内部
サリン事件を起こしたカリスマの精神病理
服役、出所。脱け出せない麻原の呪縛
麻原奪還テロ未遂事件
麻原からの自立。アレフから脱会
ひかりの輪としての歩みと、アレフの違い
父、そして母のこと

著者等紹介

上祐史浩[ジョウユウフミヒロ]
1962年福岡県生まれ。早稲田大学大学院在学中にオウムに入信。地下鉄サリン事件後、麻原の指示の下、教団のスポークスマンとなる。その後、偽証罪などで逮捕され、約4年間勾留、服役する。出所後に、「アレフ」代表となるも、2007年に脱会。オウム信仰を脱却し、現在は自ら設立した「ひかりの輪」代表を務める

有田芳生[アリタヨシフ]
1952年京都府生まれ。ジャーナリスト。参議院議員。2007年まで日本テレビ系の「ザ・ワイド」に出演。オウムや統一教会などカルト宗教問題などを取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Koning

23
ああ言えば上祐のオウム事件の総括的な本ということにしたい感じで有田の検証があるのだが、いかにも弱いというか(汗。正直あまり反省しているところは見えない感じではある。最後は結局光の輪のプロパガンダになっちゃってたりするのも何だかなぁという気分。理系がカルトに嵌ってどーのという議論があったが理系というのではなく技術屋の悪い意味での視野の狭さがこういうのに絡め取られてしまうんだなというのを改めて感じたりもした。そういう意味では貴重な資料ではあるのだけれど、有田の検証があまりに弱い分ミスリーディング(続く2013/05/27

けい (twitter@word_reverie)

19
「アンダーグラウンド」を読んで、オウムについての理解を深めようと思ってこの本を手に取りました。「当時」「あの時」という言葉が頻繁に使われているように、少なくとも上佑さん本人は、変わったのだと感じました。確かに、オウム真理教が起こした事件は許されることではないですし、被害に遭われた方々のことを想うと胸が痛みます。「もう起こってしまったことだ」という一言で済まされることではありません。私が、オウム真理教に関する情報を集めて思うのは、オウムに限らず、犯罪を犯すか犯さないかは紙一重だ、ということです。(続きます)2014/11/11

みっちぃ

13
先日、地下鉄サリン事件から20年を迎えて、その一連の報道の中で、上祐氏と、麻原の娘(四女?)が顔出しでオウム批判的コメントを出していたのが印象的だった。いつの間に上祐氏は脱・麻原をしたのか?と疑問に思った。この本は県内の図書館にあったので、取り寄せてもらって読んだ。事件には深く関わっていないという書き方だったが、本当のところどうなのか?洗脳から抜け出すのは容易でないが彼は抜けられたようだ。「ひとつの存在」を絶対崇拝するのではなく、【内観】と【両親・他者への感謝】に重きを置く《思想》は、なるほどと思った。2015/04/07

Humbaba

10
宗教とは本来人を幸せにするためにある.人の生き方に大きな影響を与える宗教だからこそ,使い方を間違えれば大きな災厄を引き起こしてしまう.一度それにとらわれてしまうと,自分の力だけでそこから抜け出すのは非常に困難である.2013/05/14

e r i .

9
内側にいた人の告白。精神世界に突き進む人ってそれ無しではあり得なく、宗教のハシゴなどするイメージがあるのですが事件後辞めていった元幹部は何してるのかなと思ってしまった。上祐史浩という人は宗教家なんだろうなと思う。犯してしまった過ちの懺悔も含め、この人の修行は一生続くのではないか。2015/02/22

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