内容説明
東日本大震災で被災しながら、逆境をバネに大躍進を遂げたフィギュアスケート界の新星。初のチャリティブック。
目次
初めての世界選手権
フィギュアスケートと出会う
15歳のジュニアチャンピオン
シニアへの挑戦
3月11日
アイスショーを練習場に
グランプリシリーズの死闘
GPファイナル、そして全日本選手権
理想のスケートとは
ライバル、仲間、憧れの選手たち〔ほか〕
著者等紹介
羽生結弦[ハニュウユズル]
1994年12月7日、仙台市生まれ。東北高校所属。4歳からスケートを始め、08~09年の全日本ジュニア選手権で優勝。09‐10年シーズンの世界ジュニア選手権と全日本ジュニア選手権、ジュニアGPファイナルでも優勝をおさめる。2010年のシニアデビュー後は、4回転ジャンプの精度を高めつつ、持ち味である柔軟性と表現力を生かして、10‐11年シーズン四大陸選手権2位、11‐12シーズンGPロシア大会優勝など、破竹の勢いで成長を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
85
ソチオリンピック金メダルの素晴らしい演技に魅せられたにわかファンです。この本は17歳の羽生結弦のインタビューなどをまとめたもの。まだオリンピックは出られるかどうかも分からない時点での話。スケートを始めた4歳のころからの写真も一杯で楽しめる。裏表紙の柔らかい笑顔が甥っ子そっくりだけど、演技中の表情はクルクル変わって魅力的。17歳のころからこんなにしっかりした考えを持ち、努力を惜しまず、周りの人達への感謝を忘れない。優しそうだけれど、世界のトップアスリートたちに対して気後れせずトップを狙う姿勢はさすが。2014/05/16
ひめか*
85
ついにGet♪写真も多い、結弦くんの素顔がわかるチャリティー本。私は、本当に彼を尊敬しています。スケーターとしても、人としても。負けず嫌いで、スケートに対する熱い思いや向上心があって、常に上を目指しているところ。見た目は華奢で可愛いイメージが強いけど、考え方がしっかりしていて、結弦くんが何か話すたびに、良いこと言うな〜って真剣に聞いてしまい、共感もする。今回はその究極で、さらに魅力を感じました。考え方がすごくかっこいい‼︎考えてみれば、私と4ヶ月しか変わらない歳。私も彼のようになりたい。ゆづファンは必見*2013/12/11
hirune
69
図書館で6ヶ月半待った本です。東日本大震災で被災し練習拠点を失ってしまった羽生結弦選手、僅か10代でこれほど辛い目に合っても前を向いて努力した結弦君、偉いなぁ。周りで起こることを生き生きと受け取る感受性、あらゆること、人を受け入れて自分の成長に繋げる柔軟な精神力。冷静な自己分析と強烈な向上心。アスリートでありながらアーチストの素養も求められるフィギュアを極めようとするプライド。なんて色々なものを持ってるんだ結弦君、あんな可愛い顔して(*^^*)松岡修造並みに熱いよぉ☆2014/09/09
Koning
64
ということでようやく(w。基本はインタビュー記事とグラビアという感じ。で、時期的にワールド直前かよ!ってことで、実に今読むとうわーなんであのことが書いてないんだよーという(汗。そういうことはさておき、まんまジェーニャコピーなきのこな幼少期の写真とかこうやって並べられるといいすねぇ。メダリストオンアイスあたりで見たジュニアの頃の印象がもはや掻き消えて荒ぶる魂の人っぽく見える頃の記憶が蘇る感じで楽しめましたよ。にしてもイメージトレーニングが震災の恐怖の記憶をも再現してしまうというのは改めてびっくり。2013/07/17
優愛
58
演技中の気迫漂う立ち振る舞いと終わった瞬間の笑顔にいつも癒されます。テレビでしか見ることのなかった羽生結弦さん、もっと知りたくてこの本を手に取りました。晴れ舞台の裏側に血の滲むような努力があることを分かっていたはずなのに驚きが隠せなかった。特に「なにくそ!」と思いながら頑張るって所、かっこよくて可愛くて好きでした(笑)想像通りの負けず嫌いな羽生結弦選手はまだまだ上を行くらしい。初めて羽生結弦選手の手足が、そして表情が生み出す演技に鳥肌が立ちました。これからも応援していこうと改めて思いました。2014/02/19