内容説明
政権交代以降、「記者会見オープン化」の現場を歩き始めたフリーランスライターが遭遇した、世にも奇妙な永田町の慣例―「記者クラブ」の皆様には名刺交換を拒まれ、記者章のない国会では門前払いされ、会見に参加できても質問はできない「名ばかりオープン化」の実態―twitterやUstreamを駆使して会見「タダ漏れ」を試みながら考えた記者クラブの「報じない権力」とは?「会見開放」をめぐるゲリラ戦の記録。
目次
第1章 記者会見突撃記~首相官邸への道(なぜ私は記者会見に出るのか;最初の風穴は「アリバイ工作」だった ほか)
第2章 名ばかり「オープン化」の実態(記者会見ゲリラ戦記(2010年3月31日~5月27日)
座談会「記者会見フルオープン化はいつ?」(大川豊×岩上安身×畠山理仁))
第3章 菅首相に交代、会見開放も“後退”?(記者会見ゲリラ戦記(2010年6月4日~8月4日))
第4章 可視化の道は遠し!司法・法曹会見(記者会見ゲリラ戦記(2010年7月20日~7月27日)
記者会見ゲリラ戦記(2010年10月21日~10月22日) ほか)
第5章 菅改造内閣でオープン化はどうなる?
著者等紹介
畠山理仁[ハタケヤマミチヨシ]
1973年愛知県生まれ。早稲田大学在学中の1993年より週刊誌を中心に取材活動開始。1998年、フリーランスライターとして独立。興味テーマは政治家と選挙。米国大統領選、ロシア大統領選、台湾総統選など世界の選挙も取材。大手メディアが取り上げない独立系候補の活動を紹介した『日本インディーズ候補列伝』(大川豊著・扶桑社刊)では取材・構成を担当した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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