内容説明
ラムスカー伯爵は“高貴な野蛮人”の異名をとる青年貴族。彼はいま妹メレディスの行く末を案じていた。幼い日に受けた火傷のあとを気にして閉じこもりがちの妹に、人並みの幸せを与えてやりたい。一計を案じたラムスカーは妹の付添役を雇うことにする。相手に選んだのは旅芸人一座の女優ペイシャンス。女神のような美貌と才知を併せ持った彼女に伯爵は急速に惹かれてゆくが、ペイシャンスには知られざる過去と秘密があった…。冴えた官能描写と情熱的な作風で人気の著者が贈る、話題の最新作。
著者等紹介
ピアス,バーバラ[ピアス,バーバラ][Pierce,Barbara]
2000年のデビュー後、現在までに9冊のヒストリカルを執筆。『汚された令嬢』でロマンティック・タイムズ誌の選ぶ2006年度のベスト官能ヒストリカル部門にノミネート。翌年、続編『汚れなき悪女』(いずれも扶桑社ロマンス)で同賞を見事受賞。官能的かつドラマティックな作風で本国では高い人気を得ている。現在夫と三人の子供とともにアトランタ近郊に在住
文月郁[フミズキイク]
日本女子大卒。幼少時代を欧州で過ごし、結婚後、翻訳の勉強を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZU@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
23
えっ? こんな所で・・・(///ω///)♪2017/07/23
romance_holic
3
今回も個性がはっきりしているヒロインでした。この作家さんの描くメインの登場人物たちはスキャンダルを起こしたり、人生で大きなつまずきをしていたり、それでもしなやかに生きていて、かなり人間的でたくましくて、好きです。 (1,2、巻の傍若無人ぶりについては高位の貴族だから許される部分もあると思いますが・・・) 官能描写に目がいきがちですが、貴族同士の紹介における会話の微妙なニュアンスなど、16世紀までさかのぼれるというご本人の血筋なのか、綿密な調査結果なのか、あなどれないところがあると思います。2010/08/23
ちゃろ
3
⭐⭐⭐カーライル家シリーズ第3作目。これまでのヒーローの友人で落ち着いたキャラだったラムスカー伯爵がヒーロー。ヒロインは旅芸人でヒーロー妹の話し相手に雇われる。ヒロインにいくつも秘密があるので、ちょっとヒロインの言動が落ち着かない感じ。ヒーローも時々激昂する時があってちょっと引いちゃう時あり。2015/01/07
矢田ふみえ
2
一気に読めた。ヒロインの女優として生きざるを得なかった過去があったけど、凛として生きている姿は魅力的。悪者はやっぱり悪者だね。2017/06/08
まみ子
0
うーむ。読みやすいけど、好きな話ではないかな。2013/08/15
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