内容説明
19世紀初頭の英領西インド諸島。23歳のシーラは亡母の知合いが経営する海運会社の経営を手伝い自由を謳歌する日々を送っていた。だが、伯爵夫人であったシーラの母は夫の伯爵から不貞の汚名を着せられた上さらにむごい仕打ちを受けていた。耐えかねた母はロンドンを離れ西インド諸島へやって来たが程なく熱病に罹り世を去る。母の過去から結婚に複雑な思いを抱くシーラ。そんな彼女が尊大だが魅力的なドレイクという男性と出会い、ふたりは強烈に惹かれ合う。だが、ドレイクも複雑な過去が…。
著者等紹介
モンロー,ルーシー[モンロー,ルーシー][Monroe,Lucy]
2003年ハーレクインのカテゴリーロマンスでデビュー。以後、発表した作品は30冊を超え、アメリカのみならずイギリスでも大人気のベストセラー作家。ジャンルもヒストリカルを始め、コンテンポラリーやパラノーマルと多才ぶりを発揮している。アメリカ太平洋岸北西部在住
岡田葉子[オカダヨウコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZU@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
22
別シリーズで、指で処女膜を破った作品の作家さんだけに、期待は大だったけど、普通だった。可もなく不可もなくといった感じ(^o^;)2017/09/11
たまきら
21
息子を奪われる母親の描写から始まります。男性の言葉ばかりに信頼がおかれる世の中、「お前の妻と不倫した」と告発されたら嘘でも女性が非難される。愛していた人、そして息子を失った彼女には双子の娘が生まれ、この娘さんがヒロインです。賢く、かっとしてもきちんと言葉で説明ができる成熟した魅力的な女性で、男子は最初から彼女に求婚し続け、前半のその部分がロマンスの山場かな?後半は謎解き&ファミリードラマです。「父親を知るべきだ」という周囲の言葉を反発しつつもしっかり受け止める女子は懐が広い!オトンは愚かでしたねえ。2017/02/14
MOMO
2
いやぁ、ラングリー父ちゃんにはもう少し狼狽、葛藤、苦悩の挙句の反省が欲しかったわ・・・ジャクリーン母ちゃんも、もっとヒステリックに騒いで、楽しませてくれるかと期待してたのに・・あれで終わりなの?うーん・・なんかつまんない・・シーアちゃんは頑固な嬢ちゃんだけど結構好みのタイプだし、ドレイク君も少々傲慢で、過敏な反応をするなきらいはあるけど、基本いい奴で、二人の意地の張り合いは結構楽しかったわ。メアウェザー夫妻に関しては、そんな策を弄してたとは・・と、シーアちゃんの性格を読みきっていたおじちゃんに拍手2010/03/12
くろうさぎ
2
意外とすら~~っと話が進んでいったかな。しかし、ヒロインってば頑なな思い込みですかね、、最後はもっとヒロイン父が責められるべきかと・・・。大おばもちょっと軽率だったのかも・・・。2010/01/18
romance_holic
2
本筋とは関係ありませんが…裏表紙のヒロインの名前が間違って記載されていました。あいたた。2010/01/03