トリハダ―恐怖は常にあなたの隣に。

三木康一郎/石田雅彦

扶桑社（2009/07発売）

• サイズ B40判／ページ数 293p／高さ 18cm
• 商品コード 9784594059798
• NDC分類 913.6
• Cコード C0095

内容説明

「気づいた時が恐怖のはじまり」、「未知と知のはざまの葛藤」、「想像は人を支配する」…ゾクッとする話２６編を収録。フジテレビ深夜のカルト的な人気を集めた番組あの「トリハダ」が書籍化。幽霊の出ない怖い話。

目次

甘い誘いは死へのいざない
雑音と無音の因果律
偽装された殺意の行方
概念における誤解と真実
貪欲な愛情に起因する戦慄
常識を逸脱した非情の結末
恐怖は常にあなたの隣に
内面と外面の相違から起こる悲劇
行き過ぎた愛情の記録
好奇心が猜疑心を超えた結末

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[さといも]

子どもの面倒をみながらちょこちょこ読むのにちょうど良い長さのお話。映像化も見た事があるけど本でも怖い。幽霊ではなく、人の日常にある恐怖のお話なんだけど、一人暮らしする子どもには読ませられない。私も読んでなんだか不安になったもん。表紙も怖いしね。

2016/02/29

[dotkawahagi_bk@だいたいホラー小説しか読まない]

多少の違いはあれど、毎日を平和に生きる彼ら。そこに差し込まれた、人間の狂気。一握りのそれは、やがて無視できない程の恐怖をはらみ日常を侵食し始める。この世で一番怖いのはやはり生きている人間なのかもしれない。 *** 幽霊の出てこない短編ホラードラマで有名な「トリハダ」のノベライズ版。数十話ある中から26話分が小説として書き出されている。日常に潜む、人間のもつ狂気や悪意が描かれ、幽霊や化け物の出てくるホラーよりよりリアルで恐ろしい。

2020/11/29

[クリシェ]

いやー面白かった。全２６話の短編集。元々は深夜のホラードラマで、怪奇現象ではなく、人って恐いよねとか意味がわかると恐い話とかの部類。何度かドラマは見ていたので、知ってる内容とかあったけど面白かった。一番最後の「恐怖はあなたの手の中に」は、やられたねー。ついついめくってしまったよ。そしてその謎も解いてしまった。。。。いやー面白かったです。

2016/01/20

[町蔵]

「やっぱ人間が一番怖いよねー」の方

[ころろ]

ある動画サイトで、実写になっているのを見て、「これ、文章に出来るのかな…」って思って読んでみました。やっぱり、映像と文章だと捉え方が全然違うなぁ。私は映像の方が好きだったかもです。カバー下は……3D？懐かしいなぁ。