崩壊する世界 繁栄する日本―「国家モデル論」から解き明かす

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  • サイズ B6判/ページ数 257p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784594059019
  • NDC分類 332
  • Cコード C0033

内容説明

『ドル崩壊!』『本当はヤバイ!韓国経済』の著者、“マクロ経済”診断士が緊急提言。国家のモデルとは、その国の経済がいかに「付加価値」を稼いで成長し、「輸入」(輸出ではない)を可能にするか、ということである。マスメディアはGDPなど単体の経済指標を取り上げて「日本はもうダメだ」と言うが、それはそもそも大きな間違いなのだ。「GDP/GNI」「国際収支」「対外債権・債務」「為替相場の推移」など多面的かつ連結的に分析することで初めて、国家のモデルは見えてくる―。

目次

国家モデル論(「国家のモデル」とは?)
崩壊する世界(アイスランド―ハイ・レバレッジで自壊した「ヘッジ・ファンド国家」;韓国―失敗したモデルを引きずる「自称・貿易国家」;ロシア―原油安で崩壊寸前「オイル至上主義国家」;イギリス―フェイクマネーに溺れた「金融国家」;ドイツ―欧州を代表する「外需依存国家」 ほか)
繁栄する日本(日本―繁栄する「新国家モデル」)

著者等紹介

三橋貴明[ミツハシタカアキ]
94年、東京都立大学経済学部卒業(現:首都大学東京)。外資系IT企業ノーテルをはじめNEC、日本IBMなど計10社に勤務した後、中小企業診断士として独立。08年に三橋貴明診断士事務所を設立。現在は経済評論家、作家としても活動している。デビューのきっかけが論壇誌ではなくインターネット掲示板「2ちゃんねる」での発言という、既存の経済評論家とは一線を画すニュータイプの書き手として注目される。その語り口は主に、企業の財務分析で培った解析力をマクロ経済に応用し、経済指標など豊富なデータをもとに国家経済を多面的に分析する「国家モデル論」にある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あおさわ

7
アイスランド、ロシア、韓国、中国、イギリス、アメリカ…それぞれの国の「国家モデル」と現在の状況、そしてこれらと比較しての日本の状況。内容通りそれぞれに崩壊の様相を見せ始める現在ですが、日本はこの提言が政権交代を経て、今実行されようとしてます。技術も金も国民同士の信頼も文化もすべてを勝ち得ている日本。言いすぎでしょうか。テレビや新聞の言う崩壊がどれだけ狭い視界での近視眼的、かつ思い込みの激しいだけの結論かよくわかります。2013/01/09

rista99

4
自分は日本悲観論者だったので、読むまではトンデモな主張が書いてあるものかと思っていた。しかし読んでみると、数値データを裏づけとした説得力のある内容に、各国の国家モデルの危うさと、日本が持つ成長への潜在力を感じざるを得なかった。2chで論戦を張り培ったという著者の主張だが、自分が経済学部の講義で教授たちから聴いたものと一致する部分も多かったので、意外と信憑性はあるように思う。自分のように、マスコミや評論家のピントのずれた主張に頭が凝り固まっていると思う人にはぜひ読んで欲しい。きっと新たな視野が開けるはずだ。2010/05/08

さきん

3
他の論者よりもデータを示して、わかりやすく各国を解説する。世界も大変な経済状況にあることがよくわかる。繁栄するかは断定できないと思うが。人口の問題もあるし、政治の影響力が大きい。2015/07/09

renren

3
タイトルを100%真に受けるほど能天気にもなれないが,筆者の視点や分析方法は非常に理知的・論理的,かつわかりやすく,参考になる。経済指標をバラバラに見て一喜一憂したり的外れな論評をするのではなく,全体の流れとそこから推認される「国家モデル」=国家経済のグランドデザインを認識しなければならない。日本の国家モデルは,少なくとも指標が示す限りは,非常に健全で成長力にみち,力強い。あとは思想や理想面の裏づけと,それに対する国民ひとりひとりの自負(プライド,誇り,そして使命感)が必要なのだと思う。2009/12/12

62560

1
非常にわかりやすい。そこらへんのエセ評論家よりよっぽどまともなこと書いてる。2009/07/22

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