内容説明
2008年3月14日、チベットのラサ市で発生した中国政府に対する抗議デモはいったい、なぜこれほど大規模な“騒乱”に発展したのか―?中国によるダライ・ラマ法王の否定、仏教建築物の破壊、非人道的な拷問・殺戮、チベット人を上回る数の中国人の移住、チベット語、仏教、固有の文化の抹殺…中共のチベット侵攻以降、チベットの人たちがたどってきた苦しみの歴史と真実を明かす。
目次
序章 北京オリンピックとチベット騒乱(チベット人たちが抱く中国政府への反発;メディアを使った情報戦 ほか)
第1章 チベット問題とはなにか(「チベット」とはどこなのか?;寺と檀家の関係(チュ・ユン関係) ほか)
第2章 ダライ・ラマ―転生活仏というシステム(ダライ・ラマ制度;ダライ・ラマ法王の継承方法 ほか)
第3章 中国はなぜチベットを欲しがるのか(中国がチベットを支配する4つの理由;青蔵鉄道 ほか)
著者等紹介
ペマ・ギャルポ[ペマギャルポ][Pema Gyalpo]
’53年チベットのカム地方生まれ。’65年来日。’80年ダライ・ラマ法王アジア・太平洋地区担当初代代表などを経て、岐阜女子大学名誉教授、拓殖大学海外事情研究所客員教授、桐蔭横浜大学・大学院法学部教授、モンゴル大統領顧問(社会・文化担当)などを務める。TVコメンテーター(国際情勢)としても活躍中。’07年、参議院議員選挙、国民新党より比例区にて出馬(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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