内容説明
頑としてミスを認めない病院側と、敢然と裁判で闘い勝利した遺族の勇気の記録。読者は、まるで、いつか我が身に起きるかもしれない日のシミュレーションを、この“物語”で、痛いほど体験してしまうだろう。
目次
第1章 思いがけない電話
第2章 医師への怒り
第3章 告訴
第4章 ミスをひた隠しにする医師
第5章 自称「医療事故訴訟相談医」の登場
第6章 深まりゆく敗訴の色
第7章 起死回生のひらめき
第8章 病院に勝った
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そら
3
ノンフィクションの医療事故の話!最初はタイトルが衝撃的で思わず読み込んでしまいました。。。健康に人一倍気を使っていた方が人間ドックにいったために命を落としてしまう。医師も万能ではないからミスが起こってしまうこと自体は正直責められない部分もあるとは思う。。。少なくとも言い逃れをせずにもっと誠実に遺族と向き合えてたら少しは違う未来があったのかなーなんて。甘いですね。2017/04/29
KO
0
真実なだけに、終盤があっけなく終わりました。医療過誤訴訟も乱発されるべきではないと思いますが、この件は訴訟を起こされてやむなしというところでしょうか。2015/09/23
りっか
0
大腸カメラで死ぬなんて……2008/07/05
ずぼらっこ
0
上司からのおすすめで読むことに。ややあり得ないことだと思いつつ、これは実話に基づくお話。遺族の方の想いは忘れてはいけない。医学的なつめはやや甘い気がするけど。おごったころにまた帰ってこよう。2020/09/27
totoroemon
0
10年前の再読。人間ドックも命がけなんですね。2018/05/26