内容説明
14世紀。イングランドの地に立つチャーク城に颯爽と現れた「黒騎士」。彼こそはかつて庶子として蔑まれ、この地を追われたドレイクの成長した姿だった。不屈の意志で騎士の座を勝ち取り、思い出の地へと帰って来たのだ。彼を迎えるレイヴンの心は千々に乱れる。幼き日に愛した男。彼女への憎しみを隠さない男。そして、挙式を目前に控える婚約者の腹違いの兄…。やがてドレイクとレイヴンは愛憎渦巻く苛酷な運命の荒波へと飲み込まれてゆく。巨匠が贈る中世ヒストリカル・ロマンスの決定版。
著者等紹介
メイスン,コニー[メイスン,コニー][Mason,Connie]
1990年、ロマンティック・タイムズ・アワードにてベスト・ストーリー・テラー賞、1994年、同西部劇部門栄誉賞を受賞。夫とともにフロリダに在住
藤沢ゆき[フジサワユキ]
東京都出身。翻訳家。早稲田大学第二文学部卒業。オハイオ州立大大学院で教育学を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZU@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
26
逞しいヒーローとお転婆ヒロイン。これまたサイコーd=(^o^)=b ワルドーが、あっさり盗賊に殺されてしまったのが、やや残念だったかな。でも、このシリーズ飽きないわ~(☆∀☆) どんどん行っちゃお(^_-) 2018/06/10
Miyuki_fsog
15
これまで読んできたコニーさんの中で一番好きかも…( v^-゜)♪ コニーさんお得意の『ムチ打ち』『地下牢』は胸が悪くなるし ヒーローがヒロインの初めてを奪った理由にはめっちゃムカついたけど…ハッピーエンドのイイお話しでした❤2018/05/20
イヴ@乗馬に夢中
15
本当に良かった!!まじ、おすすめです。黒騎士ヒーロが最高にかっこいいし、ヒロインがどんどん成長していく(ラストなんか必見!生きようと洞窟から脱出するところは良かった)姿も好感持てた。悪役がはっきりしていた。ロマンスだけでなく、ドキドキ展開のストーリー。まぁヒーロ、ドレイクが途中からヒロインにぞっこんで守りまくる姿がカッコよくてね。一気に読んでしまいました。 ホットシーンもほどよくあった。途中の城からの脱出も良かったな~。とにかく好き!!コニーメイスンの中でこれが一番好き!!今んとこ。2018/05/02
ちゃろ
6
⭐⭐⭐⭐再読。やっぱり、コニー・メイスン好きだわ〜。安心して読めます。最近読んだ本はちょっと残念な感じが多かったのでここら辺で、ストーリーテラーのコニー作品を読んで気分一新(≧∇≦)。今回のヒーローは、庶子のため疎まれ、誤解からヒロインを憎んでいる。ヒロインは幼い時からヒーロー一途。拒絶されても、ヒーローへの愛は変わらないなんて凄い。混乱した時のエドワード王の采配が良かった^_^2014/10/30
tona
5
騎士道精神から一緒にいるだけで彼はわたしのことは愛していないのねとヒロインが思い悩む辺りは、わぁ〜中世だな〜とわくわく。メイスンのヒーローはそれなりに悪い男なのに、悪魔みたいな極悪男が登場人物することで相対的によく見えて来るし、ヒロインの苦境を知るとすぐ改心し始めるので、だんだん素敵に思えてくる。2017/01/22