た・か・く・ら

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  • サイズ B6判/ページ数 196p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784594055387
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0095

内容説明

高倉と過ごした子供の頃の一大イベント“大阪万博”の想い出とともに綴られる可笑しくも切ない友情物語。著者が初めて書き下ろす、亡き友に捧げる私小説。

著者等紹介

嘉門達夫[カモンタツオ]
1959年大阪府生まれ。高校在学中に笑福亭鶴光師匠に入門、内弟子となるがのちに破門。その後、放浪の旅に出る中で、ライブ活動を始める。1983年『ヤンキーの兄ちゃんのうた』でデビュー。ラジオに、テレビに、ライブに、執筆活動にと精力的に活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

朱音

8
ノンフィクションではなく私小説なのだそうだから、勿論事実でなく脚色された部分があるのだがあの時代の空気感のようなものが伝わってくる。「どうせならオモロイことやろうぜ」の関西ノリで最期のときを過ごせるのってある意味理想なんじゃないだろうか。逝く者も残される者も人生を存分に味わってるなという気がする。じんわり来るが暗くなく、笑って泣ける一冊。表紙のバッチ、従兄が持っていたのがいくつかあるな…2010/10/21

ハッピーハートの樹

7
40代は早すぎるけれど、こんな風に優しく死ねたら良いですね。もちろん本人はすごく苦しい、痛い。周りだって悲しい、切ない。でも悲しさよりも優しさを強く感じました。/大阪万博は生まれる前のこと。筑波は遠くて、愛知は機会がなくて結局1度も行けませんでした。今はテレビもネットもあるし、初めて見るものなんて少なくて、万博と聞いてもワクワク感がありません。少し残念です。大阪万博くらいに小中学生だったら、僕だって誰だって、はまってしまいますよね。バッヂもたくさん集めただろうなぁ。/期待していなかったけど、良い本でした。2016/04/12

ナユタ

7
嘉門達夫が小説? と思って借りて読んでみた。嘉門達夫本人が出てきて驚いた。友人の高倉氏を悼む本だった。周りの人にものすごく愛されて逝ってしまった高倉氏、お仲間もすてきだった。読んでよかった、と思える本だった。2014/12/23

二分五厘

6
突然の余命3ヶ月宣告を受けた友人・高倉。彼の周りに集まる嘉門を始め、悪友たち。そこで考えるのは「ほな、それまで何して遊ぶ?」とにかく楽しく賑やかに送るー。こんな送られ方、自分もしてもらいたいです。そしてホンマにオモロイ男やったと言われたいもんですね。皆に愛されていたんですね、高倉さん。2014/02/03

imagine

6
序盤、大阪万博の描写がよい。嘉門さんとたーくらが夢中になってバッジを集めていた様子がとても詳しく描かれている。それだけに終盤では、どこまでもオモロく送り出そうとする、そして文章も湿っぽくならないように配慮している、嘉門さんの配慮が心に沁みる。2014/01/24

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