内容説明
宗教対立が激化するエルサレムの街なかで、古代ローマ時代の墓の遺構が発見された。高貴な人物が埋葬されたようだが、なかにおさめられた遺骨を調べると、磔刑に処されて死んだことがわかった。罪人が、なぜこれほど立派な墓に埋葬されているのか?しかもそこには“ユダヤ人の王”と書かれた銘板が添えられていた―調査にあたっていた女性考古学者シャロンは愕然とする。墓の様子・遺骨のありさまは、新約聖書に描かれたとおりなのだ。つまり、この遺骸は、イエス・キリストのものではないか。
著者等紹介
サピア,リチャード・ベン[サピア,リチャードベン][Sapir,Richard Ben]
1936年生、87年没。編集やPRの仕事を経て、71年、ウォーレン・マーフィーとの共著で、『殺人機械(デストロイヤー)』シリーズを開始、世界的ベストセラーとなった
新谷寿美香[アラタニスミカ]
同志社女子大学英米文学科卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ソラ
6
【読メ登録以前読了作品】2006/05/11
Richard Thornburg
4
感想:★★★★ タイトルに惹かれて読み始めましたが、これが面白い! こういう話は「探し物が見つからなくて、ようやく見つけました」的パターンと「探し物は見つかりましたが、それが物議を醸す」的パターンの2種類ありますが、本作は後者のパターンです。 本作で発見された「モノ」はキリスト教において「信仰上存在しないもの」であり、それが本物か否かを修道士と考古学者が探っていきます。 ・・・とは言っても頼りは福音書だけ。 上巻では「トリノの聖骸布」と「モノ」の身長差に?となったところで終了。 続きは下巻へ。2014/07/17
ようぜふ
2
訳がわかりづらくて苦労したけど内容は面白い。2014/04/10
りゅ
1
知らないことの幸せ2017/05/16