ポプラ文庫<br> 眠れぬ夜のご褒美

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ポプラ文庫
眠れぬ夜のご褒美

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  • サイズ 文庫判/ページ数 262p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784591182260
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

今日も頑張ったあなたを労わる、
とっておきの「夜食」をどうぞ。
おいしいものが大好きな作家陣が、
夜に織りなす極上の人間ドラマを描く、
心とお腹が温かく満たされる短篇集!

●作品紹介

定時退社して、とある駅の改札前に陣取った陽茉莉。
脳裏によぎるのは、待ち人である憲吾との思い出の数々だ。
小学校の同窓生だった彼とは大学で再会するもすぐ疎遠に。
社会人になって偶然連絡を取り合い、恋人同士になったのだが……。
――標野凪「バター多めチーズ入りふわふわスクランブルエッグ」

終電を逃したすず音が、謎めいた女性に誘われてたどり着いた
いっぷう変わった場所「うしみつ屋」。
秘密の合言葉を告げた先には、思わぬ世界が広がっていた――。
――冬森灯「ひめくり小鍋」

ある事情から不眠がちの勝を、
深夜、大学の同級生・昇一がラーメンを食べようと誘いに来た。
「二人で罪悪感を分け合うんだ」
昇一のお目当ての店に向かう途中、
二人の身近で起きた事件の現場を通りかかり……。
――友井羊「深夜に二人で背脂ラーメンを」


那須高原にある小さなペンション「ペンション・ワケアッテ」。
傷心旅行で明美が訪れたそこは、ちょっと変わったオーナー夫婦が営む、
いわくつきと噂の宿だった。
――八木沢里志「ペンション・ワケアッテの夜食」

古い友人たちと真夜中のファミレスに集っておしゃべりをする
「夜食会」を定期的に催している私。
アラフィフにもなれば、バツがついた人、熟年結婚する人、
子どもとの関係に悩む人、ずっとシングルで来た人さまざまだ。
気のおけないおしゃべりは、意外な展開を見せ――。
――大沼紀子「夜の言い分。」

食に厳しい母に育てられた料理研究家の秀美は、
「正しい食べもの」を好む夫の亮太郎に、
インスタントの激辛キムチラーメンが食べたいと言い出せない。
そのストレスが次第に溜まっていき――。
――近藤史恵「正しくないラーメン」

内容説明

一日頑張ったあなたをいたわるとっておきの「夜食」をどうぞ。想い人を待ち続ける駅で。終電を逃し、たどり着いた“秘密”の場所で。禁断のラーメンを食べに行く道中で。傷心旅行で訪れたいわくつきのペンションで。古い友人たちと定期的につどうファミレスで。「正しい食べもの」をつくり続けてきたキッチンで。おいしいものが大好きな作家陣が、「夜食」にまつわる人間ドラマを描く、心とおなかを温かく満たす6篇を収録!

著者等紹介

標野凪[シメノナギ]
静岡県浜松市出身。2018年、第1回おいしい文学賞で最終候補となった作品を含む『終電前のちょいごはん 薬院文月のみかづきレシピ』にて、19年にデビュー。東京都内にて小さなお店を切り盛りしている現役カフェ店主でもある

冬森灯[フユモリトモ]
2018年、第1回おいしい文学賞にて最終候補となる。2020年、『縁結びカツサンド』でデビュー

友井羊[トモイヒツジ]
1981年群馬県生まれ。第10回『このミステリーがすごい!』大賞で優秀賞を受賞した『僕はお父さんを訴えます』で、2012年デビュー

八木沢里志[ヤギサワサトシ]
1977年千葉県生まれ。日本大学芸術学部卒業。2008年、『森崎書店の日々』でデビュー

大沼紀子[オオヌマノリコ]
1975年岐阜県生まれ。脚本家として活躍する傍ら、2005年、「ゆくとし くるとし」で第9回坊っちゃん文学賞大賞を受賞し、小説家としてデビュー

近藤史恵[コンドウフミエ]
1969年大阪府生まれ93年『凍える島』で第4回鮎川哲也賞を受賞し、作家デビュー。2008年『サクリファイス』で第10回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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シナモン

116
美味しそうな表紙とタイトルに惹かれて衝動買い。近藤史恵さんの「正しくないラーメン」が良かった。たまに食べる正しくない食べ物の美味しさ😍ラーメン、お店のじゃなくてインスタントラーメンがめっちゃ食べたくなった🍜🤤2024/07/16

Karl Heintz Schneider

103
八木沢里志さんの「ペンション・ワケアッテの夜食」が良かった。恋人と別れて以来食事が喉を通らなかった明美。旅行先のペンションで想いが吹っ切れた時に真っ先に食べたいと思ったのが、おにぎり。その描写があまりにもおいしそうで同じくここのところ食欲のなかった私も久しぶりに夜にお米のご飯を食べた。暑いと麺類やパンに走りがちだけれどやっぱり日本人はコメだなと、しみじみ思った。食べれば安心感と満足感を与えてくれる。こんな食べ物はコメ以外にない。おにぎりはその究極のカタチだと思う。2024/08/14

ひさか

95
季刊アスタvol.9(2023年10月号)標野凪:バター多めチーズ入りふわふわスクランブルエッグ、冬森灯:ひめくり小鍋、八木沢里志:ペンション・ワケアッテの夜食、WEBasta2024年6月友井羊深夜に二人で背脂ラーメンを、大沼紀子:夜の言い分、近藤史恵:正しくないラーメン、の6つの夜食をテーマにしたアンソロジーを2024年7月ポプラ文庫刊。八木沢さん以外はかなりソフティケートされた難解な展開に思えて。。。いや、素直に楽しむのが吉ですね。2024/10/05

machi☺︎︎゛

92
全員読んだことのある作家さんで好きな作家さんばかりだからもちろん読む!夜食って聞くだけで背徳感と最後に得られる満足感でもうワクワクしてしまう。今回出てくるそれぞれの夜食もどれも美味しそうなものばかり。友井羊さんと八木沢里志さんと近藤史恵さんのが特にお気に入り。八木沢さんのに出てくるたぬきおにぎりは我が家でも大人気の簡単メニュー。お腹減ってきたけど今日は我慢しよ。2024/09/02

ぶんこ

83
6人の作家さんそれぞれに面白かったです。特にいいなと思ったのが八木沢さんの「ペンション・ワケアッテの夜食」と大沼さんの「夜の言い分」おにぎり1個で気持ちが救われる。確かにありそうです。美味しい物を「分け合う」っていいですね。交通事故死したフキコさんが参加している「夜食会」ともに48歳となった旧友の女性たちが深夜のファミレスに集まって『なる褒め』しあう!素敵。お互い愚痴も言うが、皆が仲間として認めあっているのが、ありそうでない集まりではないでしょうか。これ、貴重な関係だなぁ。2024/10/20

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