内容説明
“火吹山”のダンジョンの奥には、伝説の財宝が眠っているという。だが、それを手に入れるには、危険な迷路を抜け、モンスターと戦い、最強の魔法使いを倒さなければならない。本書の主人公は、きみだ!きみ自身が、知恵と勇気をかけて、この冒険へ出発するのだ…。
目次
地下世界の怪物との戦い方(技術、体力そして運;戦闘方法;逃亡の場合;複数の怪物と戦う場合;運だめし;戦闘での運だめし;技術、体力および運の回復)
装備と魔法薬
遊び方のこつ
噂
火吹山の魔法使い
著者等紹介
浅羽莢子[アサバサヤコ]
東京大学文学部卒業。英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秋山真琴
4
面白かった! 初回プレイでは、鍵集めを失念し、ほとんどアイテムを集めることなく前半を終え、後半のザゴールの迷宮に苦しんだ上に鍵がなくて泣いたが、2回目のプレイでは、きっちりアイテムを回収しながら進行。迷宮もマッピング済みだったので、さくさく進むことができ、ドラゴンも魔法使いも難なく退けることに成功。最後の鍵開けは、一捻りあって「足りないのか?」と絶望しそうになったところ、見事に正解。最後の挿絵を見た瞬間、疲労感のすべてが吹き飛び、冒険の清々しさと感動だけ胸に残った。それにしても「決着をつけよ」かっこいい。2014/06/17
Tatsuya
3
20年以上ぶりに読んだ、ゲームブックの元祖。内容を全然覚えてなかったので、普通に楽しんでプレイできた。前半の、後戻り不可な一方向型迷路と、後半の双方向マップのダンジョン。ラストのパラグラフジャンプ等、この作品の後に出たゲームブックのシステムの原型はもう既にほとんどここに詰め込まれていたんだなぁ。あと、意外と文章は淡々としていた。2009/06/18