内容説明
ヨーロッパの情報機関の中では、極秘情報を提報する協力者(CI)を運営する担当官―それを「ケース・オフィサー(CO)」と密かに名付けている。静岡県警に所属し、警察庁テロ対策部門に抜擢された名村奈津夫はCOとして、シリアで秋田県出身の晴香・ハイマに接触する。晴香からもたらされた情報とは…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がー
1
外事警察をドラマで見てから麻生さんをいくつか読んでいるところ。相変わらず警察内部等の関係がわかりにくいし、読みやすいとは言えないけど、面白いし引き込まれます。『国家は国を救うものを決して救わず』さあ、下巻に行こう。2013/09/12
しろくまZ
1
娯楽作品。スパイもの。膠着化した警察組織が泣かせる。2010/04/28
あきおさん
0
レバノン、イラク、日本、赤軍・・・。なかなかなじみのない世界の実情が興味深い。2017/07/02
ねこった
0
情報機関に所属する一人の警察官が、中東で出会ったひとりの女性を極秘情報提供者として獲得・運営を試みる話。 日本からの組織的バックアップが期待できない中、米国や欧州をはじめ、中東の情報機関に属する者との交流の中から糸口を探し当てる主人公のひたむきさが印象的。2012/06/19
がしがし
0
スパイもの 中東に派遣された警察官 えらい人が彼を嫌う理由が不明。2012/01/06