内容説明
拘留中の容疑者は患者Xと呼ばれる英文学教授。彼は自らの妻子を含む連続殺人を自白し、精神科医による鑑定を受けている。Xの日記には、カサンドラという奔放で悪魔的な若い女性に引きずられて、変態的なセックスと皮まで剥ぐ残虐な殺人にふけるさまがつづられていた。だが取り調べの進むなか、カサンドラの実在はいっこうに証明されず、犯行さえもが幻想と現実のあいだを漂っていく。はたして実際に起こったこととは?話題作『ストーカーズ』の作者が描く、血と性と目くるめく謎の饗宴。
著者等紹介
ハーヴェイ,ケネス・J.[ハーヴェイ,ケネスJ.][Harvey,Kenneth J.]
1962年生まれ。カナダ、ニューファンドランド州在住。映画編集助手、グラフィックデザイナー、雑誌編集者はじめ、さまざまな仕事に携わった後短編集などを刊行
金子浩[カネコヒロシ]
1958年生まれ。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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まめなやつ【多摩市多摩センター整体マッサージ】
1
なんだかよくわかんない系のお話。好きな人は好きなんでしょうね。ホントにわけわかんないです、最後まで。2015/10/23
世玖珠ありす
0
残虐な殺人を犯したとされる容疑者の、日記と取り調べの模様を行ったり来たりする描写の連続で構成されている。現実の出来事はどれなのか?最後の最後まで『?』を背負って終わりました。2011/06/21
慧
0
★1/22004/07/03
すけきよ
0
自白の信憑性は? なぜ嘘の自白をするのか? そもそも医師や刑事さえも存在するのか?深読み・読み解きが好きな方にはオススメかも。2007/09/13