内容説明
ある月夜の晩、少女トリーの“希望”の光が消えた。その日彼女は、親友ホープと秘密の場所で会うはずだった。そして、約束を果たせなかった彼女は、無惨な姿で発見されたホープと再会することに…心の縁を失い、思い出の地を離れたあとも続いた父親の折檻、母親の無関心、そして貧困生活。だが、トリーにとって何よりの悲劇は、不当に命を奪われた少女たちの声を聞くことのできる特殊な能力だった。16年の歳月を経たいま、亡き親友の死の真相を探るため、トリーはふたたび故郷の地を踏んだ。
著者等紹介
ロバーツ,ノーラ[ロバーツ,ノーラ][Roberts,Nora]
1981年に『アデリアはいま』(サンリオ文庫)でデビュー。一躍ベストセラー作家となる。86年にはアメリカ・ロマンス作家協会初の名誉殿堂入りを果たした。現在、メリーランド州に夫と二人の息子とともに住んでいる
岡田葉子[オカダヨウコ]
翻訳家
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