内容説明
戦争は、シャーロットとピーターを幸せなままにはしておかなかった。ついにシャーロットは、固い決意でフランスへ潜入する。彼女がたどり着いた田舎町も、ナチスの占領を受け、暗黒状況にあった。ドイツの傀儡政権ヴィシー派の支配。ひそかに逮捕・連行されていくユダヤ人たち。シャーロットは、そこでレジスタンスの闘士ジュリアンと出会う…現代を代表する作家フォークスが、大戦下の英仏を舞台に、ひとりの女性の愛と戦いを描きあげたベストセラー大作。
著者等紹介
フォークス,セバスティアン[フォークス,セバスティアン][Faulks,Sebastian]
1953年、英国ニューベリー生まれ。さまざまな新聞に寄稿したり、記者として活躍したのち、小説家としてデビュー。95年『よみがえる鳥の歌』で絶賛を博し、つづく『シャーロット・グレイ』で英国を代表する作家として評価を確立。2002年、名誉大英勲章第三位を受ける
岡真知子[オカマチコ]
神戸大学文学部英米文学科卒業
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