内容説明
複雑な人間行動を数学的に記述する新たな可能性を開き、ゲーム理論の基礎を確立した記念碑的著作。第3巻ではn人ゲームの理論のさらなる一般化を進め、“単純ゲーム”の詳細に分析を行う。また、ゼロ和ゲームを非ゼロ和ゲームに拡張し、得られた結果についていよいよ経済学的解釈を試みる。著者自身が「数学的ジャングル」と呼ぶ、複雑で厳密な議論をもって経済学に大変革をもたらした世紀の書がここに完結する。
目次
第10章 単純ゲーム(勝利結託と敗北結託;単純ゲームの特徴づけ ほか)
第11章 一般非ゼロ和ゲーム(理論の拡張;特性関数とそれに関連する話題 ほか)
第12章 支配の概念と解の概念との一般化(一般化.特殊な場合;効用概念の一般化 ほか)
付録 効用の公理主義的取扱い(問題の定式化;公理系からの演繹 ほか)
著者等紹介
ノイマン,J.フォン[ノイマン,J.フォン][Neumann,John von]
1903‐57年。ハンガリー、ブダペスト生まれの数学者。量子力学、ゲーム理論、計算機科学、気象学など多岐にわたる分野で業績を挙げた
モルゲンシュテルン,O.[モルゲンシュテルン,O.][Morgenstern,Oskar]
1902‐77年。ドイツ、ゲルリッツ生まれの経済学者。ゲーム理論のほか、ビジネス・サイクル理論や国際貿易などについて優れた研究を行った
銀林浩[ギンバヤシコウ]
1927年生まれ。明治大学名誉教授
橋本和美[ハシモトカズミ]
1933年生まれ。元明治大学教授
宮本敏雄[ミヤモトトシオ]
1913‐2001年。元関東学園大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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