もうひとつの「カサブランカ」

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  • サイズ B6判/ページ数 380p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784594036119
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

「…うるわしい友情のはじまりだな」カサブランカの飛行場で、愛するイルザとその夫のヴィクター・ラズロを見送ったリック。だがこの別れは、二十世紀の歴史を急展開させる激動への序曲だった。リックはイルザを追って、カサブランカ警察署長ルイとともにロンドンに飛んだ。そこで彼らはナチス国家保安本部長官で「絞首刑執行人」の異名をとるハイドリッヒ暗殺計画に巻きこまれる。占領下のチェコを支配するハイドリッヒは、ヴィクターにもイルザにも憎むべき敵だった。イルザは身分を偽って国家保安本部に入りこむ。リックたちもプラハに潜入し、決行の時をうかがう…。名作映画「カサブランカ」から生まれた戦争冒険小説。

著者等紹介

ウォルシュ,マイクル[ウォルシュ,マイクル][Walsh,Michael]
「タイム」誌で十六年にわたって、音楽評を担当。その専門の分野では、アンドリュー・ロイド・ウェバーの伝記や、カーネギーホールの歴史についての著作がある。またボストン大学の客員教授として、ジャーナリズムについて教えている

汀一弘[ミギワイッコウ]
兵庫県生まれ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

大泉宗一郎

6
『カサブランカ』の続編。映画史上最も優れた名作と、駆け出しの小説家による本作とを同じ土俵に立たせるのは気が引けるが、名画の名を借りている以上、評価も自然に厳しいものになる。ただ、あれほど完璧な映画を前にすればどんな名作も遜色を免れないのではないか、という危惧に思い当たり、公平な評価に配慮して、加減を吟味し、映画も鑑みて、小説自体が内包する面白さや、翻訳の巧みを踏まえた上で、クソだ、という結論に至った。お粗末にも程がある。唯一の取り柄は、『カサブランカ』の素晴らしさを改めて認識させてもらったことくらいです。2014/08/26

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