内容説明
動物の気持ち、愛しむ言葉―竹田津実が贈るリスと森の動物たちめぐる季節の物語。
著者等紹介
竹田津実[タケタズミノル]
1937年、大分県生まれ。獣医師、写真家。1963年より北海道東部の小清水町農業共済組合家畜診療所勤務。1970年、同診療所所長。傷ついた野生動物の保護・治療・リハビリ作業を行いながら、キタキツネの生態調査を続ける。2004年より、北海道東川町に移る。映画「キタキツネ物語」企画・動物監督。ほか、写真集、エッセイ、絵本のテキストに多数の仕事がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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南
30
北海道のシマリスを1年間追って出来た写真絵本。ペットショップで見るより、森の中で発見したほうが、断然可愛いだろうなぁ。意外と、あのシマ模様は風景に溶け込んでしまうらしい。2019/01/28
ももたろう
20
道東に暮らすシマリスの動物記。先に冬眠から目覚めたオスがまだ巣穴でうとうとしているメスを呼ぶ姿がなんだか微笑ましい😌きっと今頃は恋の季節でシマリス達の追いかけっこが展開されているんだろうなぁ。特徴的な背中の縞模様は森の風景に溶け込むため。確かに地面に落ち葉が敷き詰められたページでは、どこにシマリスがいるのかと目を凝らして探すほど。両手で花やドングリを持ちムシャムシャと頬張る姿に癒されます。獣医師で写真家でもある竹田津先生の写真はカレンダーにして一年中眺めていたい!2021/05/07
おはなし会 芽ぶっく
14
エゾリスは馴染みがあるのですが、シマリス…どう違うの?と手にした写真本。口の中いっぱいに頬を膨らませた姿が可愛い。2018/10/03
kazu_tea
13
表紙のシマリスのほっぺたが可愛らしい。ほお袋にはドングリが5個入るのだそうです。春から冬まで1年間のシマリスの生態が紹介されています。1度にドドッと実を落とすドングリの種まき作戦の話が面白かったです。2013/05/13
みかん@道北民
9
図書館で面陳されていました。可愛い単なる写真集かと思ったら、シマリスの一年間の記録でした。シマリスをメインとした北国の四季の移り変わりともいえる文章で、だんだんEテレの子供向けドキュメンタリーか理科の番組を見てる気分に…。写真は勿論可愛らしくシマ模様がとても美しく、仔リスも可愛いし、どべっと寝てる母リスも可愛らしいv私は裏表紙の手を口元から離した状態のリスがお気に入りv2014/03/26