内容説明
婚約者とともに休暇旅行に出たフィルは、湖畔のモーテルで信じられない事件に遭遇する。深夜、ひと気のない隣室との壁から血がにじみ出し、それと同時に、別室に泊まっていたフィアンセが荷物ごと消えてしまったのだ!彼女がいたはずの部屋には他の宿泊客がおり、しかも出会ったすべての人が、フィルは女性など連れていなかったと証言する…いったい何が起きているのか?そして恋人はどこへ消えたのか?強烈な謎とサスペンスで読者を魅力する、巨匠マクベイン若き日の傑作ミステリー。リチャード・マーステン名義で発表。
著者等紹介
マクベイン,エド[マクベイン,エド][McBain,Ed]
1926年生まれ。1954年、エヴァン・ハンター名義の『暴力教室』で一躍人気作家に。複数のペンネームを用いて、多彩な作品を書きつづける。56年から開始された警察ミステリー「87分署」シリーズは、50作を超えて、いまなお高い人気を誇る
塩川優[シオカワマサル]
早稲田大学卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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あやこ
2
見どころとして、主人公フィルは市警官だけど効力を持たない隣の州が舞台なのと、髪の色が別々の三人の美女(ブロンド・ブルネット・レッド)に注目。フィルの一人称語りの中に、同僚ミッチェルの供述書らしくない語り口の供述書があって、文体が立体化していて新鮮な趣きがある。2010/11/25
発起人
0
警官が婚約者と休暇に向かった町は犯罪者が支配していた2011/06/02
司
0
87分署の、たとえばキャレラとマイヤーのかけあいみたいな会話は楽しいけど、この本の会話は不自然すぎるし、台本を読まされいるみたい。2025/01/17