青い夢の女

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  • サイズ B6判/ページ数 311p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784594032920
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

内容説明

真冬のパリ。精神分析医のミッシェル・デュランは薄暗い診察室で患者のオルガ・モンティニャックの話を聞いていた。オルガは窃盗癖とマゾヒスティックな性癖を持つ人妻で、その日もサディストの夫マックスとの異常な性生活を語り続けていた。彼女の話をうとうとしながら聞いているうちにデュランはいつしか眠り込んでしまいひどい夢を見た。夢の中でオルガと夫のマックスが取っ組み合いの喧嘩をしており、マックスがドアを乱暴に閉めた音でデュランは目が覚めた。彼はソファに寝そべっているオルガに声をかけるが反応がない。オルガは絞殺されていた。誰が殺したのか?自分か?それともマックス?フランスで絶賛された傑作サイコ・ミステリー。

著者等紹介

ガッテーニョ,ジャン=ピエール[ガッテーニョ,ジャンピエール][Gatt´egno,Jean‐Pierre]
1944年フランス中部のブリヴ=ラ=ガイヤルド生まれ。父はトルコ人、母はギリシャ人。パリ第7大学で文学を学んだのち、文学の教鞭を執る。やがて“ロマン・ノワール”に熱中し、同時に精神分析にも興味をもつ。これが後にサイコ・ミステリーとなって結実することになる。デビュー作『悪魔の囁き』(扶桑社ミステリー)は各紙で絶賛され、映画化される

松本百合子[マツモトユリコ]
1959年生まれ。上智大学仏文科卒。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やまはるか

6
 精神分析医が殺人事件に巻き込まれる。物語はミステリーで、謎が解かれ犯人が暴かれていくが何故か犯人に対する興味は湧かない。患者にセラピーを施す医師が老医師のセラピーを受けるなど登場人物がそれぞれセラピーを必要として絡み合っている。セラピストに対して一切を包み隠さず語る。セラピストは目を閉じてうとうとしながら聴くこともあるが、患者は満足して立ち去る。セラピーでは内に秘めたことを隠さずに語る。そのようにして心の殻を取り払うことが出来れば荷を下ろしたように楽になれるのではないかと同化して読んだ。2021/04/27

anna

0
サイコミステリー初だったけど、かなり面白かった!物語に入り込みすぎて、ちょっと気持ち悪くなったけど🥴フランスの作家さんって独特な世界観もってるよね〜🇫🇷2023/02/12

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