内容説明
「全部、埋めておけ」―真夏の名古屋を彩る「にっぽんど真ん中祭り」=通称「どまつり」開催へ向けて街中が賑わう中、実行委員会へ祭り中止を求める脅迫状が届く。次々に襲われる関係者たち、そしてついには殺人予告までもが。次第にあきらかになる事件の真相、その裏で蠢く過去の仄暗い因縁とは…雇われバーテンダーの弟と超短気なNo.1ホステスの姉の凸凹コンビが贈る「女子大小路の名探偵」シリーズ!
著者等紹介
秦建日子[ハタタケヒコ]
小説家・脚本家・演出家・映画監督。1968年生まれ。97年より専業の作家活動。2004年『推理小説』で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yuui
13
読みやすくてテンポも良いからさくさく読めた🤗 内容も色んな事が起こるけど全部綺麗に纏まるし面白かった🤗 特に最後とか‥‥😳 出てくるキャラも個性豊かで楽しい。 続きが違い気になるし前のやつ読み返したくなった📚2025/02/27
tomo
12
☆☆☆☆ 4.4 ん、女子大小路?名鉄のナナちゃん人形!?地下鉄東山線!これは珍しくも名古屋が舞台の話だ!あがるわー🥰 絶世の美女でありながら無駄に強すぎる姉もすごいけど、一番魅力的なのは若干痴呆が出てきたけどお茶目な母琴子でしょ。他にもつい声を出して笑ってしまうところもあり、名古屋ー岐阜のことが懐かしく楽しめた。そこにルーツを持つ人にはぜひ薦めたい。2025/05/22
おうさま
4
今回の舞台は、夏の名古屋の風物詩「どまつり」 秦さんの技法に見事に踊らされ、ラストに「えっ、そういうことだったのか」と驚かされました 父失踪の真相が判明し、今後の広中家、ますます目が離せなくなりましたね2025/04/29
ぴー
2
☆☆☆☆2025/05/24
ボスむっち
1
女子大エリアでは度々遊ぶので土地を思い出しながら楽しんで読了。未来で何をするか、何を成すかで過去の価値は変わる。良い言葉だなぁ、過去は変えられないとはよく聞く言葉だけれどもそれが未来で変えられるなんて。シーザー一件後にお父さんが家族に電話をかけるシーン、これがフィリピンパブの…!と繋がったとき、なんて優しいんだろうと目がじわり。そして表紙にもあるあの噴水、希望の泉という名前がついていたことを初めて知った。2025/05/19