内容説明
いま、あらためて語り継ぎたい「無私」と「慈愛」の人。明治、大正、昭和を生き抜いた感動の生涯。
目次
お誕生
お小さいころ
御少年のころ
天皇さまになられるためのお勉強
立太子礼
ご婚約
ヨーロッパご旅行
摂政におつきに
関東大震災
ご結婚〔ほか〕
著者等紹介
出雲井晶[イズモイアキ]
作家、日本画家。主な著書に『春の皇后』(扶桑社)(中公文庫)。『今なぜ日本の神話なのか』(原書房)。『教科書が教えない日本の神話』(扶桑社、産経新聞社)。『昭和天皇』(日本教文社)。『教科書が教えない神武天皇』(扶桑社、産経新聞社)。『にほんのかみさまのおはなし 日本語版 英語版』(扶桑社)。『誰も教えてくれなかった日本神話』(講談社)など多数。日本文芸大賞女流文学奨励賞などを受賞。文化庁長官表彰。勲四等瑞宝章受勲。平成11年度文部大臣表彰。日本画家として日仏現代美術展、パリ・ル・サロン展など入選多数。内閣総理大臣賞、美術協会大賞、文部大臣賞などを受賞。日本現代美術家連盟常任理事。日本会議代表委員。「日本の神話」伝承館館長
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感想・レビュー
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退院した雨巫女。
6
《私-蔵書》昭和天皇にお会いしたかった。やさしいそうだなあ。激動の時代の、天皇でしたね。2020/04/11
ybhkr
3
昭和天皇の実話。誤解を恐れずに書くなら、昭和天皇という人物は聖書などに出てくるどんな神様よりも神々しく、好人物としてこの本に書かれている。生き神様としか言いようがない。いろんな教祖や神様の話を読んだが、これほど愛と平和と平等を実践している存在はないのではないか。日本国民全員を宝物と考え、学校や列車に寝泊まりしながらハードな日程で戦後日本を訪問する姿は単純に尊敬しかない。最初はちょっと右寄りの話か…?と警戒したが、そうではなかった。ひとつの伝記として素晴らしかった。2015/04/08
かきみな
3
小学校高学年ぐらいならすぐ読める文章でした。小林よしのりの『昭和天皇論』で見たエピソードがたくさんという印象ですが、出版はこちらの方が10年程早いです。平和を望み『日月私照なし』の天皇としての在り方で実直に生きた昭和天皇の姿が分かります。2011/12/22
Eiji
1
靖国神社の売店コーナーで平積みされていた本。天皇陛下のことが書かれてある本を読むのは、実は初めてなのだが、やはり大東亜戦争時が一番印象深く、大分前に読んだ白洲次郎の「占領を背負った男」を思い出した。いずれにせよ、年少時代から、乃木希典などに帝王学を叩き込まれ、天照大神や神武天皇から歴々と続く天皇家の名に恥じない、無私の人であることがよく分かり、素晴らしいお方だったと改めて実感した。2006/10/13