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内容説明
ハル・ノートの原案はソ連のスパイによって作られたものだった。極限に近づく太平洋のうねり―平和の代償は何だったのか?ルーズベルトが許可した「日本爆撃計画」の全容。産経新聞好評連載の単行本化。
目次
第3部 日本脅威論―(承前)(悪の病原菌―国際社会から“隔離”しよう;上海リポート―目の前で戦争を見物できる;南京陥落―パネー号事件に隠れて関心薄く ほか)
第4部 奴らを追い詰めろ(日本空爆計画―中国機を装って五百機飛ばせ;素晴らしいアイデア―木と紙の家屋を焼き払おう;空飛ぶ虎―屈強な男たちが待機した ほか)
第5部 恩讐の真珠湾へ(マッカーサー復帰―フィリピンを前方部隊の拠点に;二つの提案―「会話を続けて時間を稼げ」;暫定案放棄―大統領は朝食をあきらめ、決断した ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フンフン
1
ルーズベルト政権にくいこんでいたソ連スパイ網の活動を明らかにしている。日米が戦争してくれればソ連が得をする。それは誰でもわかるだろうが、アメリカがその手に乗ったのはソ連スパイの活動によるとしても、日本がその手に乗ったのは、自分で選んだ道である。将棋で相手が有利になるような手を指すことを「お手伝い」と呼ぶ。日本人は国際政治の舞台では、「お手伝い」の手を指してばかりいる初心者レベルということなのだろう。2014/11/15
sodium hydride
0
ようやく読了。歴史そのものが未知魍魎の世界だと思った。◆それだけに、編集意図によって、どのようにも構築できる気がする。◆たとえば、ハル・ノート。たしかにソ連スパイの影響があったのかもしれない。しかし、最終決定権は大統領にある。したがって、ハル・ノートへのソ連の影響力の程度については、意見が分かれるところだと思う。◆それから、タイトルからルーズベルトの伝記的な内容を想像したが、違った。◆「ルーズベルトと日本」ぐらいのタイトルがよいのではなかろうか。2012/05/06
くまさん
0
ハル・ノートの原案はソ連のスパイによって作られたものだった。2012/04/28
夢仙人
0
真珠湾、ルーズベルトは知っていたか?2021/06/30
akko
0
歴史の怪奇さ、学校教科書の不備さ加減、改めていろいろ考えました。🤔2020/12/11