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プーチン、自らを語る

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  • サイズ B6判/ページ数 282p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784594029609
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0097

内容説明

ロシアの将来を握る大統領として、いわば忽然と国際政治の舞台に登場したウラジミール・プーチンとはいったい何者なのか?その問いに答えるべく、本書は1回につき約4時間、合計6回のインタビューを行い、それをまとめたものである。頭はよかったが問題児だった小学生時代。格闘技に出会った後、スパイ小説や映画によりKGBにあこがれた話。KGBに入るべく勉学と柔道に熱中した大学時代。KGB東ドイツ支部勤務の時代。KGBを辞して政治の世界に身を投じた頃の話。エリツィンにより首相に指名された経緯。さらに、夫人と二人の娘へのインタビューでは、彼女たちのショッピングの習慣やテレビの好みなどが、率直な口調で語られている。

目次

第1章 息子
第2章 子ども時代
第3章 大学時代
第4章 若き情報部員
第5章 スパイ
第6章 民主改革派
第7章 官僚
第8章 家庭人―リュドミーラ・プーチナへのインタビュー
第9章 政治家

著者等紹介

高橋則明[タカハシノリアキ]
昭和35年東京都生まれ。立教大学法学部卒業。ビジネス書、ノンフィクションを中心に翻訳を手がける。訳書に、『バーチャル・コーポレーション』『財閥アメリカ』(ともに徳間書店)、「サイキック・スパイ」(扶桑社)がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばんだねいっぺい

27
パンフレット的なものだとは思うものの、人のこころもちゃんとあるのだと感じられたことには多少の意義がある。2022/03/10

どぶねずみ

26
学生の頃に夢見ていたことを、誰もが実現できることではない。努力すれば、自分の描く夢は必ず叶うということを彼は知っていたようだ。また、それには家族の暖かい協力が必要である。大統領になるまでの間の彼の実績は素晴らしいものだ。日本では、一生懸命何かすることを恥ずかしいことのようにいう人もいるが、私はそうは思わない。言い過ぎかもしれないが、努力なしでは人生は何も始まらないだろう。

紙狸

18
2000年刊行。露語版は大統領選直前の同年3月に、英語版は同年5月に出た。この日本語版は英語版からの翻訳。3人のロシア人ジャーナリストがプーチンに行ったインタビューで、プーチンが自らを語った貴重な資料だ。幼少期からKGB時代、サプチャク・サンクトペテルブルク市長の部下だった時期までが詳細だ。政策面では、チェチェン武装勢力を制圧すると強調。NATOについては、旧ユーゴへの軍事介入を非難するが、東方拡大への反発は見られない。NATOの変革を条件に、ロシアの加盟を検討することもありうる、と柔軟だ。2024/04/08

lovemys

9
2000年頃のインタビュー。選挙前の出版物なので、それなりに選挙用かもと思いつつ、ロシアのことをちゃんと考えているのだなと思わせるインタビュー。ロシアの歴史を知らないので、チンプンカンプンなところも多々あったけど、優しい旦那でパパなのだと思った。独裁を批判し、長期政権は腐敗するといい、民主主義を称賛している。何だか幻を見ているよう。プーチンさんの論文を読むと、崩壊したロシアに素晴らしく明るい希望をもたらしてくれるように感じるが、現状を見ると変わってないロシアがある。どうしてこうなっちゃったんだろう。2022/03/31

邑尾端子

4
今何かと話題の人物、プーチン氏が大統領に就任した頃に受けたインタビューの記録集。両親の話や生い立ちからはじまり、周囲の人々の証言も交えながら現在(インタビュー当時)まで、彼の人生や考え方が自伝的に語られる一冊。インタビュアーは(あえて?)結構挑発的な質問を多くしているが肝心なことは全て上手くかわされているという感じで、一体何処までが彼の本音なのか気になるところ。2014/04/26

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