内容説明
赤穂事件は単純な「義挙」の物語ではない。四大名家から見た忠臣蔵、赤穂領民にとっての忠臣蔵、学者たちの見た忠臣蔵などさまざまな視点から事件を再構築し、その実像に迫る立体証言忠臣蔵。
目次
落花の巻―元禄十四年三月十四日の断章
風濤の巻―四十七士のそれぞれの道
暁闇の巻―元禄十五年十二月十四日の素描
火影の巻―それぞれの忠臣蔵（一）
月下の巻―それぞれの忠臣蔵（二）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りつこ
0
仇討ち成功という結果が凄いのではない、それまでの過程が素晴らしいのだ！忠誠心だけではなく様々な事情に於て人情味溢れる行動が出来る彼らの人間性、本懐達成後すぐに自首する潔さ、罪を認め逃げも隠れもせず切腹が言い渡される日を待つ精神の強さ。もっと史実の彼らに近付きたいと思いました。2010/04/06
