出版社内容情報
心優しい女の子プンクが宝物を手に入れます。それを妬んだ継母が自分の娘にも宝物をとってこさせようとしますが、鬼の夫婦に捕えられ……。BIB金牌受賞の力強く美しい民話絵本。
<読んであげるなら>4才から
<自分で読むなら>小学低学年から
内容説明
第2回世界絵本原画展金牌受賞。4才~小学校初級むき。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
70
先日のNHK「日曜美術館」で、この絵本の画家・秋野亥左牟さんのことを取り上げていた。世界を旅しながら絵を描いた。この絵本も、ネパール滞在中に描いたらしい。土着的な雰囲気のするタッチが、世界観をうまく作り出している。秋野さんの本をもっと読んでみたい。2019/11/30
ちえ
44
子供の頃家にあって、トラウマ級に「怖い」という印象を与えられた本。大人になってから手に取り懐かしさに購入。NHK「日曜美術館」で画家の秋野亥左牟さんが取り上げられていて久しぶりに本棚より取り出す。キツネとヤギ2つの頭を持つドーン・チョーレチャやプンク…この世界観に引き込まれる。素晴らしい絵本の原画は世界を絵を描きながら旅した秋野さんがネパール滞在中に描き、1969年第2回世界絵本原画展金牌受賞作品となった。2019/12/15
booklight
41
秋野亥左牟の絵を見たくて。やはりなかなかインパクトがある。ネパール民話も日本の昔話にはないものが出てきて印象的。背景に描かれている線や登場人物を彩る線が、神話を読んでいるような気にさせる。やはり絵本作家というよりも画家に近い人なので、こんな過剰な絵がでてくるんだなと思う。それを含めて民話や神話と相性がいいのだろう。違う感性がそこにあることがわかる。2023/10/09
gtn
32
因果応報により現罰を受けた継母は、心を入れ替えただろうか。いや、生命のベースはそう簡単に変わるものではない。プンクは早々に家を立ち去った方がいい。2020/08/11
Totsuka Yoshihide
30
ネパール民話。再話は『スーホの白い馬』で有名な大塚勇、秋野亥左牟画。第2回世界絵本原画展金牌受賞作。キツネの頭とヤギの頭を合わせもつ不思議なヤギ,ドーン・チョーレチャ。表紙の絵をずっーと見ていられます。2023/07/23
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