内容説明
ワシントンD.C.郊外の古い1軒家「カル・デ・サック(袋小路)」。ポール・ハミルトンはこの邸宅を買い取り、転売のための修復にあたっていた。妻のアニーは、その屋敷に住み込んで仕事をしている夫を久し振りに訪ねる。が、夫と対面した彼女は仰天した。夫は不可解な言葉をつぶやきながら、何かにひどく怯えている様子なのだ。その夜、屋敷に泊まった彼女の前にも見知らぬ男が姿を現し、謎めいた言葉を残すと姿を消した。思いあぐねた彼女は、かつての恋人テディ・キャメルに電話をかけた―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いっちゃん
8
再読です。 同じ著者の、嘘、そして沈黙が好きで、この本もなぜか好きです。2015/07/12
Kavi
1
新入社員当時、会社で一風変わったSM好きの女先輩が突然貸してくれた小説。別に仲が良かったわけでもないのに、私のスプラッター好きを見抜かれていたことが怖い。痛い描写がとにかく酷い。これを機に一気に、デビット・マーチンファンになりました。
tai65
1
星3・52014/04/11
DK
1
サイコ・サスペンスかと思ったら、ばりばりの血みどろ変態ホラーだったという罠。秘密を守る嘘が前作ならば、本作は人を陥れる嘘な訳で、当然後者を喰らった方はたまったもんじゃない。現在は過去の延長線上にある。復讐にしろ追想にしろ、過去は綺麗にしておきたいものだ。あの一行で最悪読後感小説の仲間入りしそうだったけど、ギリギリセーフ。2012/08/08
丰
0
19971030