内容説明
今から五年前、世界に数台という超高級クラシックカーが炎上しオーナーのスタンフィールドの焼死体が発見されるという事故が起きた。補修不良による事故と断定され遺族は販売元コートランド社に対し五千万ドルの賠償訴訟を起こしたが、会社お抱えの弁護士は全く役に立たない。そこで急遽指名を受けて弁護に立つことになったマックスは、火災分析のエキスパートであるノーランの協力を得て出火原因の究明に乗り出したのだが…弁護士と火災専門の探偵という名コンビの活躍をユーモアたっぷりに描く女流作家の話題作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
godubdub
0
実業家が焼け焦げたクラシックカーの中から焼死体で発見される。メンテナンスをしていた老舗の会社が製造物責任の賠償請求を受け、会社側の弁護士として主人公が火災調査を手がける元消防署長と組んで訴訟に立ち向かう。法廷シーンよりも、その前の調査の方が主。格調高い話運びで小説としても味わい深い。2016/10/08
mustang
0
意外と面白い。恐くはない。2002/05/30
ショコ
0
職人魂と製造責任関係の訴訟の話。クラシックカーに対するフェチっぽい愛情を感じた。2011/01/10