内容説明
ぼくには四人の奇妙なおじさんたちがいた―妄想症のダニー、がらくたと靴ひものコレクターのアーサー、躁鬱病の天才作家レオに自称ボクシングの世界チャンピオンのハリー。その上、父までが風変わりな発明家の技師ときている。おじさんたちは不潔で、頭がおかしくて、驚くほど貧相で、生活というものを完全に放棄していたけれど、ぼくたちは不思議な明るさと温かさと痛烈な皮肉に満ちた毎日を過ごしていた。だが、母が病で他界したときから世界は一変した!純粋なる少年の心が綴るニューヨークの下町の日々。
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- 和書
- 山姥とアキラ