内容説明
相撲は国技で“伝統格式精進”がモットー。でもそれはそれとして最近、土俵の周りでギャル達が騒々しい。ギャル達にとって力士はクラスメートみたいに身近な存在。「四組のムソウヤマ君てものすごく強いのよ。六年生のアケボノ君をやっつけちゃったんだって。ムサシマル君とは仲良しだから何もしなかったけど、ナリマツ先生だってかなわないかもね…とにかくカッコイイの」―そんなギャル達のへの辛口提言、“元”ギャル・上正路さんの書き下し。
目次
1章 相撲が好きでなぜ悪い(10年前“若貴”は小学生だったが、私は女子大生だった;力士とただのデブ)
2章 “相撲ギャル”とよばれる人々(“相撲ギャル”の誕生とその習性;暗躍する“相撲ギャル”―すべてを敵にまわす彼女たち;夢みる“相撲ギャル”;“相撲ギャル”だって歳をとる)
3章 それでも私は相撲が好きだ(極めて個人的な相撲ブーム;愛ある相撲)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Squirrel
11
カバーの絵はないわぁ。送られてきてびっくりしました。でも、内容は○。相撲そのものではなくて、その周りについて書かれたエッセイ。北海道新聞の夕刊で本の紹介コラムを書いている著者。その記事の導入部分の2~3行の文章がとてもおもしろくて、本を探したところこれにあたったわけです。予想通りとてもおもしろかったです。これは相撲関係に特化しているので、日常や別の分野のエッセイも書いてくれたらいいのにねぇ。最後に書かれていた「暗黒組織虎の穴」の話が好きです。2012/06/26
moko_antonio
0
懐かしき若貴ブームの頃の本でしょうか。大相撲ファンである著者の大相撲ファンであるがゆえの悩み、苦しみ、そして楽しみ方のすべてを力をこめてゆるゆる語っています。表紙イラストが強烈なのはバブル全盛期だったから?人前ではブックカバー必須。2012/03/22