扶桑社ミステリー<br> 嘘、そして沈黙

扶桑社ミステリー
嘘、そして沈黙

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  • サイズ 文庫判/ページ数 468p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784594009946
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

ワシントン郊外の邸宅で、実業家ジョナサン・ガエイタンが血まみれの死体で発見され、自殺と断定された。しかし、捜査にあたったキャメル刑事は、実業家の妻メアリーに秘密の匂いをかぎとった。彼女は前夜、邸宅に侵入した男の存在を隠しているのだ。その殺人狂の男フィリップは近くのモーテルに身をひそめ、次々と陰惨な殺人を引き起こし、事件は意外な展開を見せてゆく―。「『サイコ』『羊たちの沈黙』の伝統を受け継ぎ、新時代を築く傑作!」と絶賛されるD・マーティンのサイコ・スリラー問題作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雪紫

52
読友さんからのおすすめ。異常者の襲撃にあった実業家夫妻。その後夫は壮絶な死を遂げたが彼の死は、実は自殺だった。言いがかりや気分のままに無差別殺人を繰り返すフィリップがエグい。ジョナサンが自殺した理由は(正直途中まで自殺を信じきれなかった)なんとなく勘付いたけど、嘘発見器扱いされ、苦悩と意気消沈のままに生きていたテディが選んだ選択が、タイトルと合わせて生き残り達の後日談と共に何処かホッとしたような切ない読後感を与える。・・・まさか、フィリップの飛び具合と殺人がエグ過ぎたせいでもあるのか?解放の意味で。2023/03/03

井戸端アンジェリか

17
先ずは"手"に騙されて、2度目の手には乗らなかったからシメシメ。次にメアリーは多分そうだろうと思ってたのでヘヘン。なーんだ不潔なイカレポンチ野郎のうげぇー話なのねん、だったのにラストのサプライズで一気に何もかもが吹っ飛びました。色々と仕掛けてくれました。いい嘘だったと思おう。2016/11/11

けいちゃっぷ

11
タイトルに惹かれて購入したのだが、長いし重そうだしと読むのが後回しになってしまった。 金を手に入れてメキシコへ行くことしか考えていないサイコな殺人鬼。 そいつに遭ったのちに自殺(?)してしまった富豪のジョナサン。 何かを隠している(あるいは守ろうとしている)富豪の妻メアリー。 家庭を顧みずに仕事に打ち込んだ挙句、妻と娘が出て行ったあとは反動で抜け殻と化した刑事のキャメル。 殺人鬼がトリッキー過ぎて引いてしまうが、これは愛と喪失と癒しと復活の物語なのか。 悪くないどころか、とてもグッド。 468ページ 2016/02/03

こすもす

4
こういう小説を何年ぶりかで読んだ。凄惨な殺人の裏に隠された「嘘」読み始めたら一気に読み終えた。登場人物もそれほど多くなく、だれだっけ?ということもなく読み進むことが出来た。結末は衝撃的ではあったけれど・・・・・。2012/03/06

ボンタンパンチ

3
ジョジョ4部のモチーフらしい。途中で半年くらい間を空けて読了。異常な殺人鬼の描写にはゾクッとしたが、謎解きの部分は微妙。2019/11/24

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