内容説明
ポカパック島の所有者である老サビーン夫人に代わって、夏の滞在客のもてなし役をつとめることになったエマ・ケリングは、一路フェリー島に向かった。だが船上で何者かに薬をもられ、芝居の小道具に使う模造ダイヤの詰まった黒鞄を盗まれる。おまけに同船していた島の滞在客は、横柄な歴史学者、超能力者、ミステリー作家など、なにやらあやしげな一団で、ポカパック島では海賊の宝探しをやるつもりだというさまざまな思惑を乗せて船は桟橋に着いた…。セーラ・ケリング・シリーズ第九作はエマ伯母さんの奮戦記。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rokoroko
11
セーラケリングシリーズ9作目。今回はセーラではなく叔母様2人が主役。ポカパック島のお世話係を引き受けたエマ叔母さん、ダイヤの首飾り事件や殺人事件に見舞われてと言う話。海賊の宝のエピソードもあって楽しかった2017/10/29
むらさきめがね
6
饒舌なシオニアは一読の価値あり。面白かった~♪2015/02/14
一柳すず子
4
1冊飛ばしで扶桑社のセーラシリーズ。エマ伯母さんとシオニアの孤島ミステリ。超能力者のファスさんがいい味だった。2016/12/18
efu
2
エマ伯母さん素敵です。 島のコテージのアルバイトメイドの女の子になって、伯母さんに使いまわされたいと思ってしまいました。2015/12/29
菱沼
1
ほぼ5年前に読み、ここにレビューを書いていた。再読との認識はあったものの、たった5年で犯人を見事に忘れている自分の記憶力低下に愕然とする。それにしても、立役者の女性二人、なぜそこまでわかる? とちょっと疑問。バブルスとお宝、薬物を使うことにも違和感を感じる。2024/07/18