目次
プロローグ 夢の涯てまでも
第1章 俳優になったけれど
第2章 先生ありき
第3章 小津組紳士録
第4章 別れの味
小津安二郎・監督作品リスト
笠智衆・出演作品リスト
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yoyogi kazuo
1
小津映画には欠かせない独特の雰囲気を持つ俳優・笠智衆が小津とその時代について語った貴重な本。この翌年に亡くなったことを思えばこの本を残してくれて本当によかった。彼の役柄そのまま、人柄そのままの朴訥で誠実な内容。「晩春」をめぐるエピソードが多いのが個人的にはうれしかった。2022/01/10
OjohmbonX
1
スタジオシステム(制作会社が監督、役者、技術者を抱え込み量産する体制)が日本に生きてて、ちょうどサイレントからトーキー、モノクロからカラーに変わる時代の生活を役者として見た人の話が聞けるのは面白い。小津安二郎を一貫して先生と呼び、「雲の上のような人」、「先生の演出をなるべく理解し、その通りに演ずることが、作品に貢献するただ一つの方法なのです」と最大限の尊敬をもってほぼ全ての小津作品に出演した人が、小津が亡くなるところで「先生と僕は、ひとつしか歳が違いません。先生がひとつ上だっただけです」と言う、この関係。2013/08/10
安二郎
0
素顔のスターや監督も素敵2010/02/07
mn
0
何度読んでも味わいぶかい2023/03/23
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- 和書
- 使ってはいけない言葉