出版社内容情報
読書における特殊な時間構造を〈読まれるもの/読むもの/読み手〉の三極の弁証法的関係として捉えなおし,読書行為の深層を独自の時間論によって綜合的に解明する。
内容説明
時間論を軸に哲学と文学との架橋を果たしたリクール『時間と物語』の成果とフロイトの精神分析理論をふまえて読書における特殊な時間構造を「読まれるもの 読むもの 読み手」の三極の弁証法的関係として捉え、読書の深層構造を独自の時間論により解き明かす。
目次
第1部 解読の時間
第2部 フィクションの時間と現実の時間
第3部 時間外の時間?
第4部 移行時間
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- 和書
- 藤沢周平が描いた幕末維新