内容説明
友だちのこと、恋愛のこと、こどものころのこと、作家という仕事。吉本ばなながデビューまもない頃から3年あまり、その時、その季節の思いをかきとめた15篇。付録は岡崎京子、さくらももこ、高橋源一郎、原マスミ等による「ばなな新聞」。
目次
「青い夜」
「ブルースをけとばせ」
「神の扉、開けたまえ」
「MAKE BELIEVE(つくり話)」
「WATATTA(河を渡った)」
「夢ならば簡単」
「JAWSのテーマ」
「天使にそっくり」
「Night Cruising」
「私はパラダイス」
「HEAVY」
「夢を見た」
「Home Sweet Home」
「RETURN TO PARADISE」
「エンドレス」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チューリップ
5
音楽に絡めたエッセイなんだけど若さを感じる文章や内容で面白かった。自分からしたらこの本が出た頃って凄いまだ世の中が希望で溢れてそうなイメージだったんだけどその時代を生きていた若い人にとってはもうそうでもなかったのかなと感じた。山田詠美の結婚パーティの話題があって、繋がりあったんだーとちょっと予想外だった。2023/02/22
かみのけモツレク
0
「じゃあない」「しなくちゃあいけない」 ほんとに荒木飛呂彦ファンなんだなと2013/01/14
ユカルティステ
0
若さを感じるエッセイ。このエッセイを書いていた時点のばななさんと同じ年齢の頃の自分を思い出し、共感しつつ、勝手に「同類かも」なんて思いつつ読んでいた。でも彼女ほどはみ出ていなかった私は、「しんどそうだけど、そこまで極端に生きられるなら、逆にうらやましい」なんて、傍目だから苦労も知らずに言えることとわかっていながらも感じてしまった。2011/09/21
げんぞう
0
ばななさんの音楽エッセイ。まだ若かりしばななさんの、生きづらさがひしひしと伝わってきて、読むのがちょっと辛かった。読んでいる間は「夜明け前の一番暗い夜の中」にいるみたいな気分になりました。そして自分も若かりし頃は、こんな風に今よりもずっと不安定でアンバランスだったなぁ、と昔の自分を思い出したりしました。2009/09/09
あじつけ
0
【内容紹介】友だちのこと、恋愛のこと、こどものころのこと、作家という仕事。吉本ばなながデビューまもない頃から3年あまり、その時、その季節の思いをかきとめた15篇。付録は岡崎京子、さくらももこ、高橋源一郎、原マスミ等による「ばなな新聞」。