内容説明
ホウク・モウズリーはマイアミ警察の殺人課の部長刑事。10年前、妻とは別れたが、慰謝料やら生活費やらで、収入の半分を巻き上げられ、年々借金が増えるという惨状。警察官は市内に住めという警察の方針があるので、しかたなく保安係を兼ねて安ホテルに仮住まい中だ。さて、最近おこった市内の高級住宅地での麻薬常用者変死事件を扱いあぐねているところへ、上司が過去の迷宮入り事件の再調査を命じて、殺人課は大忙し。そこへ突然10年ぶりに現れたのがホウクの2人の娘。新しい男をつくったホウクの別れた妻が押しつけてきたのだ。落ち着く間もなく今度は部下の女性刑事が家出した。さしものホウクもたまらず叫ぶ。おまえらどうしておれのまわりでやっかいごとばかり起こすんだ!災難つづきもなんのその、愉快な連中でくりひろげるオキテ破りの警察物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
woo
2
古い本(1988年)なので登録が無いけど、確信本?との合間に読むには程が良い♪後2作買ってあるので後程触れるかもだけど、キャラがある意味イイ加減でウケる(笑)2017/08/30
omemegaro
1
続刊の読もうと思って再読。生活第一の刑事。2025/04/16
sugimo2
1
軽妙な会話と雰囲気が魅力。エルモア・レナードを軽く、より俗っぽくした感じ。2009/07/01
キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言
0
2003年9月9日
ベック
0
相変わらず様々な犯罪が起こり、超多忙の毎日を送っている。しかし、ここで描かれるのは警察の犯罪捜査だけではないのだ。ここでは、ホウクのプライベートな問題が多々浮上してくる。十年前に離婚した妻への慰謝料を払うためにどんどん増えていく借金。借金を抱えた生活のためにまともな住まいも得られず、いまでは保安係を兼ねて安アパートに仮住まいの身。そんな極貧生活をしているところへ別居していた二人の娘たちが押しかけてくる。そうかと思えば、部下であるキューバ人の女性刑事が家庭の問題から家出してしまう始末。ただでさえ目が回るほど
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