内容説明
一握りの白人系グループに牛耳られている中米の小国・シェラマドレでは、人口の大半を占めながら抑圧されつづけているケチュア・インディオが結成する反政府ゲリラ軍が暴れまくっていた。しかし、ゲリラ軍のシンボル・女闘士ロザリータが政府軍に捕えられ、ラテン式の凄じい拷問にさらされた。ゲリラ軍は逆に、大財閥家の一人娘エビータを誘拐、ジャングルに連れ込んた。かくして“人質交換作戦”の舞台は整った。金のためでなく、唯、男の生きがいを求めてさまよう傭兵チーム、マッケイズ・エンジェルズの登場だ。日系3世サム・タツノらは、熱帯雨林に覆われたジャングル奥地へと向かった。任務遂行の間際に、一転、思いがけぬドラマが現出した。中米の熱帯ジャングルを舞台に、男の生きざまを鮮烈に描く一大冒険小説。
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