内容説明
1942年の刊行以来、母と子に愛され続けてきたマーガレット・ワイズ・ブラウンの傑作絵本。子うさぎと母うさぎとの絆、愛が、情感あふれる豊かなことばと絵で綴られている、とても優しいおはなしです。
著者等紹介
ブラウン,マーガレット・ワイズ[ブラウン,マーガレットワイズ][Brown,Margaret Wise]
数ある児童文学作家のなかで、ブラウンほど幼児期の子どもの関心事や心の動きについて、知りつくしている人はないといえます。子ども自身の目といってもいい、ユニークで、感受性豊かな彼女の世界は、アメリカの絵本に、新しく、かつ不滅の次元を与えたといわれています。1952年、若くして亡くなりましたが、その死は、多くの人々に悲しみを与えました。しかし、今や古典的存在になった彼女の多くの作品は、毎年、何千人もの新しい読者に喜んで迎えられています
ハード,クレメント[ハード,クレメント][Hurd,Clement G.]
自分自身の絵本をつくるだけでなく、マーガレット・ワイズ・ブラウンの名作『おやすみなさいおつきさま』(評論社)をはじめ、多くの作家の絵本にさし絵をつけています。作家のエディス・タッチャー・ハードと結婚し、ふたりは共同で、たくさんの子どもの本をつくり、人気をあつめました
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
12
久しぶりに次男と再読。「おにごっこしているみたいで面白い。でもやっぱりお母さんと一緒のほうがいいよね!」とのこと。子供を想う母親のやさしさ、愛情を少しは感じてくれたことが素直にうれしい。絵もやさいく、ことりとヨットになったこうさぎがお気に入りみたい。2012/04/22
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
9
『ぼく にげちゃうよ』 https://bookmeter.com/books/533252 の大型絵本。<5分>2021/04/05
もこ
4
微かに印象に残っていましたが、今回読み返すとそのアバンギャルドな展開と挿絵に頭がクラクラです(笑)想像力溢れる絵本で、子どもも大人も楽しめるパワフルな作品です!2009/09/23
sayuspi
2
まだ見ぬ我が子へ読み聞かせ。小学校の教科書に載っていた大好きだったお話。自分の子どもにもこの美しい絵と素敵な物語を伝えたい。逃げたらただ連れ戻すのではなく、大きな愛情をもって子どもを受け止めたい、と思える一冊。うさぎ可愛い。2015/05/18
丘野詩果
2
大型絵本で読み聞かせ。これは公文の国語教材にも載っているね。白黒の文章の後に文のないカラーの絵。レトロ感があり、母親の子供を想う気持が感動的。2013/03/12