内容説明
あたたかい春の夜、ふいに旅に出たくなったダヤンは、おべんとうにイワシのサンドイッチをつくって出かけることにしました。今日は3月31日、明日はイワンのたんじょうびです。鐘の音をあいずに、「イワン、おたんじょうびおめでとう!」ダヤンがいったとたん、「フールスディ、おめでとう!」と、パクリ、サンドイッチが消えてしまいました。驚くダヤンの前にあらわれたのは…?絵本いっぱいに広がる、モノクロームの不思議な世界。ダヤンのコレクションブック番外編。
著者等紹介
池田あきこ[イケダアキコ]
東京、吉祥寺生まれ。1987年より『わちふぃーるど』と猫のダヤンの物語を書きはじめる。旅をイラストとエッセイでつづったスケッチ紀行のシリーズや教科書の挿絵なども手がけ、幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ののはな
10
図書館借本。パステルの印象が強いのに本作だけはモノクロで木彫り?と思いきや石膏に炭をぬったクレイボードを彫ったものだそうだ。おばけを怖がるかとおもったら何度も、何度も、繰り返し読んでいる。「コレクションブック番外編」。ともだちのイワンのたんじょうび(4/1)を祝うためにサンドイッチを作って深夜散歩に出たダヤンが遭遇した不思議な時間のものがたり。夜の異空間?な設定と彫りの迫力がすごく合っている。2011/12/04
Lesen
9
クレイボードに彫られてます。いつもと違う感じでも、ダヤンの魅力は変わりません。寧ろ、この絵本の内容に合ってます。肉球のプ二プ二感がたまりません。少し怖く不思議な一夜を味わえました。2013/08/26
マーシャ
4
【O図書館】【○】 開いてびっくり!版画は今まで見たことがないので雰囲気違っていい!彫るの大変だったよなぁと、本文には関係ないところで感心させられた(^-^) イワンとダヤンの友情にほのぼのする。2011/10/05
しお
3
図書館。白と黒の世界が鮮やかできれい。2010/09/17
ぽんすけ
2
いつもと違った絵本。クレイボードなるもので白黒の世界。いつもの柔らかい絵柄と違った迫力あり。話もちょっと怖めでしっくりしてました。好きだなこの版画ぽいところ2010/06/02