内容説明
物語は現代の1967年。主人公のベッツィーは、10人きょうだいの上から7ばん目で、7歳でした。大家族が生活する農場は、どんなにいそがしくても、とても陽気でした。古くなって発酵しかけたブラックベリーのジャムをブタに食べさせたら、ブタがよっぱらってしまったり、日曜日に教会の地下室で、ドーナツ製造機のスピードをあげたらとんでもないことになってしまったり…。そして、この年は、ベッツィーにとって特別な年になりました。おじいさんとおばあさんの家に、親せきたちが、遠くから近くから、ひとりのこらず集まったのでした。ベッツィーは、愛情豊かな大家族に生まれたことの幸せを、しみじみと感じるのでした。小学校中学年以上。