出版社内容情報
豊富なビジュアル。3巻目はくつをテーマに、ハイヒールやブーツなど多種多様な形状が誕生した背景や、移り変わりをたどります。
革袋から流行ファッションまで/さまざまな素材/形のうつりかわり/じょうぶなくつ底を求めて/背が高くなるくつ/ヒールあれこれ/留め具いろいろ/今も昔もサンダル/勝敗を決めるくつ/アートの世界/ブーツをはいた男性/女性とブーツ/テクノロジーの進歩/年表/用語解説/さくいん
【著者紹介】
1984年、お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程満期退学。放送大学助教授、お茶の水女子大学大学院教授を経て、現在、お茶の水女子大学名誉教授。専攻は西洋服飾・文化史。著書に『服飾の中世』(勁草書房、1995年)、『図説ヨーロッパ服飾史』(河出書房新社、2010年)、『涙と眼の文化史』(東信堂、2012年)、共著に『カラー版世界服飾史』(美術出版社、1998年)など。
目次
革袋から流行ファッションまで
さまざまな素材
形のうつりかわり
じょうぶなくつ底を求めて
背が高くなるくつ
ヒールあれこれ
留め具いろいろ
今も昔もサンダル
勝敗を決めるくつ
アートの世界
ブーツをはいた男性
女性とブーツ
テクノロジーの進歩
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むぎじる
34
寝る時とお風呂に入る時と、それ以外はくつを履いている文化だからこそ、さまざまな遊びも生まれてくる。先の細くとがった高いヒールのくつを見ていたら、繊細できゃしゃな美しさを感じる。足にピッタリと張り付くようなブーツもカッコイイ。2015/07/12
遠い日
8
お洒落は足元からということばがある通り、靴への人間の思い入れは相当に深い。靴の文化は実用とファッションを兼ね備えたもの。歩くために必要な道具とはいえ、ファッション優先のデザインがやたら流行ったりするのは、今も昔も繰り返されること。ハイカットのスニーカー、厚底サンダル、ロングブーツ、パンプス、わたしもその時々に流行った靴を履いてきた。2017/02/08
しろのあ
2
全五巻ということで、これが最終巻のようです。ぶっ飛び度はシリーズでいちばんかしら。足を保護するという実用から程遠い、おかしな靴がつぎつぎに生み出されます。毛だらけの靴とか、かかとが水槽のシースルーシューズとか。閉じ込められた魚がかわいそう。モンドリアンの靴はかっこいいですね!2015/03/15
ぽけっとももんが
1
このシリーズの面白いところは、時代を追っているのではなくテーマごとにページが構成されているところだろう。靴底、留め具などに焦点を当てようとはなかなか思わないよ。サンダルの一つとして紹介されている日本の草履の昔のイラストはどうも違うな。着物の打ち合わせも違うけど。そして欲を言えば、最後の用語解説には絵や写真がぜひとも欲しかった。2015/03/22
海戸 波斗
0
このシリーズおすすめ。ファッションの歴史って面白い。自分の好きなものを身に着けて善し。どんどん変わってくのよ。好きにしてよし私。ファッションで大事なのはバランスよ。なんか見えてきたぞ。2015/05/26