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内容説明
こめんぶくは、ママははにいいつけられて、くりひろいにいく。くりはひろえず、山んばのいえにいき、たからのこばこをもらう。あるばん、そのこばこから、きものやうまをだして、まつりにいき、わかさまとたのしくときをすごすが、かえるとき、かたほうのげたをおとしてしまう…。この話は、越後に伝わるシンデレラ型の話をもとに、再話したもので、魔法使いならぬやさしい山んばの力で幸せをつかむロマンは、読者を魅了します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まま
27
図書館の書庫から掘り出してもらいました(笑)。本当にシンデレラ!越後の民話をオマージュした作品の様ですが、語り口、絵どれも凄く素敵です。やっぱり松谷みよ子さんは読み聞かせの神様です。昔ばなしもっとたくさん読んであげよう!2019/12/11
ヒラP@ehon.gohon
15
いろいろな物語を思い起こさせる、不思議なまま子物語です。 やまんばとか、宝箱とか、シンデレラを思い起こさせるガラスの靴のような下駄とか、小道具がいっぱいの割りに、シンプルなサクセスストーリー。 少し物足りないような、出来すぎのようなお話なのですが、妙に印象的です。2019/12/04
いっちゃん
9
ここまで思いきりよくシンデレラをパクる。草履を履いて嫁確定。2018/11/17
遠い日
7
太田大八さんの絵が、すばらしい。シンデレラのお話と同じようなストーリーだが、越後の民話だそうだ。継母、義妹、山姥、祭り、長者のわことの出会い、片方の下駄、キーワードも同じであることの偶然(?)に、驚きを禁じ得ない。魔法は存在したが、その魔法もこめんぶくが自分で招き寄せたものなのだ。幸せはいつも、自分の内面と繋がっている。2014/12/21
いっちゃん
7
シンデレラの日本版。魔法使いのかわりに…おばあさんは同じね。ガラスの靴より、ぴったり合う人多いやん?って思ってたら、なるほどこれなら、彼女に確定。なかなか面白かった。2014/06/05