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内容説明
むかし、うしかたがさばを牛にせおわせて、山をこえていくと、山んばにであいました。さばをぜんぶたべられ、牛までもたべられたうえ、うしかたまでもたべようとするので、にげににげて、いけのそばの木にのぼると、そのすがたが水にうつり、山んばはそれにとびつき…。この話は、青森県、広島県をはじめ、全国的に分布しています。坪田節といわれるしっとりした語りに、あやしげな絵がマッチして、読者に深い感動をあたえます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
elfee
1
子供向けに短めにした日本民話。私はおもしろかったけれど、3歳児は文字数が多くて飽きてしまいました。2011/08/15
ヒラP@ehon.gohon
0
はっきり言って低学年むけではありません。平坦なひらがなで語られているお話ですが、とにかく怖いのです。 うしかたが牛に塩サバを背負わせて峠にさしかかった時に出会ったのが山んば。 逃げようにも牛は早く歩かない。 塩サバが全部なくなり、牛まで食べられて、うしかた自身までが狙われて追いかけられます。 村上豊さんの絵がまた恐怖心を誘うのです。 途中から話の主がうしかた側に移ります。 山んばの間の抜けた行動、うしかたが怖いながらもとぼけた行動に出るのですが…、見る側にゆとりがない。 怖さの余韻が残るお話でした。 2011/02/11
onion
0
やまんば読み聞かせ絵本。「うまかたやまんば」と迷ったけど、絵が大きく迫力あるこちらに変更。ただ文章は、こちらの方が読み聞かせしづらい感じ。「うまかたやまんば」と違い、やまんばの死をはっきり伝えず曖昧にしているけど、低学年には向かないような…中学年から。2013/02/05
スパナ
0
ちょっと抜けた山姥VS気が弱そうだけど、ちゃっかりしている牛方さん。弱そうな牛方さんがだんだん大胆になっていき…最後はほぼ豹変と言えるレベルでした。2021/02/12