内容説明
くるまはどのくらいCO2をだすの?バスは?ひこうきは?しんかんせんは?いろいろなのりものを楽しみながら、CO2という環境への関心を育てる絵本。
著者等紹介
三浦太郎[ミウラタロウ]
1968年愛知県生まれ。イタリア・ボローニャ国際絵本原画展入選。絵本『JE SUIS...』『TON』が海外で出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
106
CO2とは何か、から始まり、人の他・・あらゆる乗り物が出す二酸化炭素量を比べている絵本。1人分で計算するとどうなるか、までを描き、だからどうだっていう説教的なことは敢えて書かずに読み手に委ねているところがいい。ノートみたいな装丁もけっこうお気に入り。 2014/07/06
ヒラP@ehon.gohon
25
温暖化問題で考えなければならない二酸化炭素排出量を、頭で考えるよりもシンプルな絵で感じとる。 なんてわかりやすいのでしょう。 排出量の総数だけでなく、一人あたりの換算した数値も表されています。 環境問題を考えるベースを理解する本です。 これを理解できたら、 身の回りのものの流通を考えると、さらにいろんなものが見えてくるのでしょう。 どころで、戦争ではどれだけの二酸化炭素が排出されているのでしょう。 この本で満足するのではなく、様々なものを考えるきっかけにしたい絵本です。2023/04/14
けんとまん1007
23
これ、とってもわかりやすい。わかりやすいだけでなくて、内容も深い問題意識もある。これは、すべての人が読むべき本。こどもだけでなく、大人も。未来に負の遺産を残してはいけないのだ。2014/12/13
anne@灯れ松明の火
23
他の本を探していて、CO2に惹かれて。三浦太郎さんは赤ちゃん絵本のイメージがあったけれど、こういうのも描いているんだな。見えないCO2を呼吸を基準に体感させる。最後には、1人分での比較もして、乗用車は、電車やバスよりもCO2の排出が多いことを説明。着眼点がいいなあ。環境センターでのおはなしライブに使えそう。2014/03/05
Naomi
21
図書館「愛知県出身の作家たち」コーナーで。1月24日に三浦太郎さんの講演会に行くので、その予習として。二酸化炭素をどれくらい出しているのか、かわいい絵でわかりやすく教えてくれます。環境について考える、いいきっかけになる絵本です。2015/01/11